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2013年10月4日金曜日

ヤマナシハタオリトラベル 秋の産地訪問バスツアー2013開催します!

好評開催のバスツアー、秋も開催します!

世界文化遺産となった富士山のおひざ元、
ヤマナシ織物産地にバスで訪問し、

生地が生まれる現場で作り手に出会う日帰りバスツアーです!



ヤマナシハタオリトラベル秋の産地訪問バスツアー2013」は、
富士吉田市、西桂町内の織物工場を巡ってヤマナシ産地の作り手に出会うツアー、
そしてB to Bのビジネスマッチングを主眼としたツアーです。

対象はクリエイター、デザイナー、ブランド企画担当など
デザイン・ファッション産業などで働く方、
ショップ、バイヤーなど小売り業界の方、そして
モノづくりの魅力を伝えていただける
プレス・出版関係などの
プロフェッショナル限定とさせていただきます。



それでは、バスツアーで訪問する織物工場とその生地たちを「チラ見」してみましょう!


まずは「産地最大級ジャカードを駆る国産洋傘の始祖」㈱槙田商店



 

なんと江戸時代、1866年から続く老舗の槙田商店。

洋傘地と服地、2本柱


12000口という産地最大規模の大口ジャカード織機と
有名デザイナーブランドとの長いパートナーシップで育んだ
企画力・技術力を武器にして近年では自社ブランド製品も手がけています。

写真はそのフラッグシップモデル「1866」。
シャンブレーの洋傘地の輝きと、服地で培ったカットジャカードによる生地の
2枚の生地が「かわず張り」という技術で一度に楽しめる高級傘です。


国産高級傘のシェアのかなりの部分を占める槙田商店は、
工場に過去数十年の傘生地のアーカイブを最近整備しました。

ここのお宝テキスタイルも必見です!


お次は「先染めリネンで産地をリードする若手トップランナー」㈲テンジン



すでにブランド「ALDIN」が全国のセレクトショップで大人気のテンジンさんは、
10年ほど前にネクタイからリネンへ、OEMから自社ブランドの方向へと大きく舵を切りました。
販売イベントユニット活動の「ヤマナシハタオリトラベル」でも若手のまとめ役を担う
産地のトップランナー!
工場だけでなく商談室もオシャレです。
そして 「若い感性を取り入れて革新を続けるほぐし織りの伝道者」舟久保織物

舟久保さんは産地でも数少ない「ほぐし織り」の技術で洋傘地を作る職人。

昔ながらのシャットル織機でほぐし織りを織るところを見学するだけでも

きっと大満足の工場ですが、 それだけではありません。

テキスタイルデザイナーの井野若菜さんとのコラボによるブランド「harefune」 のほか、
若手有名傘作家さんとのコラボなど、若い感性とほぐし織りのセッションにかけては
日本の最先端の実績を持っているといえるでしょう!
いずれも見ごたえあり、訪問しがいのあるハタヤさんばかりです!




ではここで、8月27日に開催した前回のバスツアー参加者からアンケートでいただいた
お言葉をご紹介します。

「皆さんのオープンな姿勢が大変ありがたく勉強になりました。」

「歴史と技術を継承しながら、柔軟に新しいことにもチャレンジしていく姿勢に、感動しました。」

「繊維産地としては、お若い方が最前線でがんばっておられ、

独自性をいかに発揮するかをよく考えトライされているというポジティブさ
非常にすばらしいと思いました。
繊維産地をまわっていると愚痴や嘆き節を聞かされることも多いですが、
ここはみなさん非常に意識が高く、
自分たちがなんとかするんだという気概を感じました。
これからも是非がんばっていただきたいと思います。」

…と、なかなかの好評をいただいております。

日帰りバスツアーで「会いに行ける産地、ヤマナシ」。
ぜひお越しください!


バスツアーへのお申込みはこちらから。
チラシPDFはこちらからダウンロードしてください。

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*日程 平成25年1112日(火) 

    10:00 新宿駅西口集合、出発
    12:00 昼食(市内うどん屋)
    13:00 見学[舟久保織物、(有)テンジン、(株)槙田商店、ほかを予定]

    18:00 情報交換会・夕食  会場:「酒楽食彩さなだ」を予定
    20:00 終了、東京へ 21:45新宿着

  ※訪問先・訪問時間は都合により予告なく変更される可能性があります。
*実施主体
  主催:富士工業技術センター
  協力:山梨県絹人繊織物工業組合
 

*定員 15名
  ※基本的に産地企業の取引対象となり得る業界関係者及び出版・報道関係者に

    限らせていただきます。


*参加費  4,000円  ※昼食・懇親会実費負担


*参加申込  こちらのお申し込みフォームにアクセスし必要事項を入力してください。

  ※申し込み締め切り [ 10月15日(火) ]  ※空席が出ましたので、再募集中です。



*お問い合わせ
  山梨県富士工業技術センター 繊維部技術支援科(五十嵐、上垣、秋本)
    TEL.0555-22-2100  FAX.0555-23-6671   fj-seni@pref.yamanashi.lg.jp

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*過去のバスツアー  下記「シケンジョテキ」バックナンバーをご覧ください。



2013年6月14日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2013JUNE
http://shikenjyo.blogspot.jp/2013/07/2013june.html

2012年12月14日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2012秋冬/西桂編
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/12/2012.html

2012年11月28日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2012秋冬/富士吉田編
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/12/20121.html

2012年8月27日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 夏の産地見学バスツアー
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/09/blog-post_19.html

2011年11月25日(前篇) 富士山麓の織物工場でつくり手に出会うバスツアー2011
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/11/blog-post_30.html

2011年11月25日(後編) 富士山麓の織物工場でつくり手に出会うバスツアー2011
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

2011年8月26日 都内クリエイターによる織物産地工場見学ツアー
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/09/in.html

2011年7月22日(前篇) ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨 「生地をもっと知ろう」
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/08/in.html

2011年7月22日(後編 )ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨 「生地をもっと知ろう」
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/08/blog-post_18.html



ご参加、お待ちしています!!


(五十嵐)

2013年7月18日木曜日

夏の産地訪問バスツアー2013 開催決定!!

6月に好評開催のバスツアー、夏も開催が決定しました!!

ヤマナシ織物産地にバスで訪問し、生地が生まれる現場で作り手に出会う日帰りバスツアー!


ヤマナシ産地は
富士山のふもとにある、富士山に一番近い織物産地です。

東京から高速バスで90分と日帰りOKの意外に近い距離、

そして標高600~800mの冷涼で美味しい空気と自然に囲まれたリゾートエリアでもあります。

猛暑の都会を抜け出して、避暑地でモノづくりを学び職人に出会うツアーに参加しませんか?


「ヤマナシハタオリトラベル夏の産地訪問バスツアー2013」は、
世界文化遺産・富士山のふもと、富士吉田市内の染色工場、織物工場、整理加工工場を巡り、
ヤマナシ産地の作り手に出会うツアー、

そしてB to Bのビジネスマッチングを主眼としたツアーです。

対象はクリエイター、デザイナー、ブランド企画担当など
デザイン・ファッション産業などで働く方、
ショップ、バイヤーなど小売り業界の方、そして
モノづくりの魅力を伝えていただける
プレス・出版関係などの
プロフェッショナル限定とさせていただきます。



写真下:6月に開催されたバスツアーより



 


さらに、夜には富士山 世界文化遺産
の構成資産、北口本宮冨士浅間神社で開催される
日本三奇祭「吉田の火祭り※ を視察予定です。

※8月26-27日の二日間開催される祭りのうち、2日目の通称「すすき祭り」を見学予定です。



富士山が世界遺産に登録されて初めての火祭りです。

この機会にぜひ!


バスツアーへのお申込みはこちらから。
チラシPDFはこちらからダウンロードしてください。




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*日程 平成25年827日(火)  
    10:30 新宿駅西口集合、出発
    12:10 昼食(市内うどん屋)
    13:00 見学[(有)妙高富士染工場、(有)羽田忠織物、(株)アルル、高山織物整理(株)] 

    17:30 情報交換会・夕食  会場:「酒楽食彩さなだ」を予定
    19:00 すすき祭り見学


    20:00 終了、東京へ 21:45新宿着

  ※訪問先・訪問時間は都合により予告なく変更される可能性があります。

 

*実施主体
  主催:富士工業技術センター
  協力:山梨県絹人繊織物工業組合

 

*定員 15名
  ※基本的に産地企業の取引対象となり得る業界関係者及び出版・報道関係者に限らせてい    ただきます。
  ※定員を超えた場合は抽選となる場合がありますのであらかじめご了承下さい。


*参加費  4,000円程度  ※昼食・懇親会実費負担


*参加申込  こちらのお申し込みフォームにアクセスし必要事項を入力してください。


*お問い合わせ
  山梨県富士工業技術センター 繊維部技術支援科(五十嵐、上垣、秋本)
    TEL.0555-22-2100  FAX.0555-23-6671   fj-seni@pref.yamanashi.lg.jp

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*過去のバスツアー  下記「シケンジョテキ」バックナンバーをご覧ください。



2013年6月14日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2013JUNE
http://shikenjyo.blogspot.jp/2013/07/2013june.html

2012年12月14日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2012秋冬/西桂編
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/12/2012.html

2012年11月28日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 産地見学バスツアー 2012秋冬/富士吉田編
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/12/20121.html

2012年8月27日 ヤマナシ ハタオリ トラベル 夏の産地見学バスツアー
http://shikenjyo.blogspot.jp/2012/09/blog-post_19.html

2011年11月25日(前篇) 富士山麓の織物工場でつくり手に出会うバスツアー2011
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/11/blog-post_30.html

2011年11月25日(後編) 富士山麓の織物工場でつくり手に出会うバスツアー2011
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

2011年8月26日 都内クリエイターによる織物産地工場見学ツアー
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/09/in.html

2011年7月22日(前篇) ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨 「生地をもっと知ろう」
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/08/in.html

2011年7月22日(後編 )ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨 「生地をもっと知ろう」
http://shikenjyo.blogspot.jp/2011/08/blog-post_18.html



ご参加、お待ちしています!!


(五十嵐)

2012年10月5日金曜日

「OLD FABRIC COLLECTION Visual Index」

シケンジョに保存されているビンテージテキスタイルを二冊のブックにまとめた「OLD FABRIC COLLECTION Visual Index」を製作しました!!



本ブログでシケンジョに眠るビンテージテキスタイルを紹介するコーナー「シケンジョ書庫より」でもおなじみの、シケンジョに眠るビンテージテキスタイル。

このテキスタイル資料はシケンジョが明治から昭和にかけて収集したもので、産地内外の5000点以上のものが生地見本帳として集められています。集められた生地の中には今では作ることのできないような技術で作られたお宝級の生地や、今の目線で見ても素敵なデザインの生地などもあり、それらをピックアップ、画像データ化して産地企業の皆さまに閲覧しやすいようにブックにしたのが「OLD FABRIC COLLECTION Visual Index」です。

余談ですが、このブックは印刷、製本、帯付けまで、すべてシケンジョで行って作った、オールハンドメイドなブックです。そのため、多くは発行できておらず、今のところ世の中に20組しか存在していないスペシャルなブックなのです。

ブックはページ数が二冊合わせて80ページ。1ページが1冊の生地見本帖とリンクしており、シケンジョ書庫のある生地見本帖の検索本としてもつかうことができます。
「OLD FABRIC COLLECTION Visual Index」があれば、生地見本帳をいちいち開かなくても、気になるサンプル生地を見つけることができるのです。

ブックの中身はこんな感じ。


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生地見本帳(現物)の閲覧について
常時一般公開はしていませんが、研修や視察、織物研究開発の為の参考資料として閲覧することができます。閲覧を希望の方は山梨県富士工業技術センター(シケンジョ)にご一報ください。

受付
月曜日~金曜日 8:30~17:00(土日、祝日、年末年始は除く)

お問い合わせ
山梨県富士工業技術センター 繊維部
TEL.0555-22-2101 FAX.0555-23-6671
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気になった人は是非シケンジョまでご連絡の上、現物のビンテージテキスタイルを見に来て下さい。

特に繊維産業に携わる方にとってビンテージテキスタイルが保存されているシケンジョ書庫はお宝の山に見えると思いますよ。

(高須賀)

2012年9月14日金曜日

ヤマナシのハタオリ職人がエキュート立川に進出!!

 山梨のハタオリ職人が集まって期間限定でひらく店「ヤマナシ ハタオリ トラベル」が立川エキュート3Fイベントスペース「TORICO」にて、9月10日から10月14日まで開かれています!!

コンセプトは「富士山のふもと、スロープロダクツに出会う旅」。

シケンジョでは同名でテキスタイル・ファッション業界向けの産地バスツアーを開催したばかりですが、こんどは一般消費者のみなさんに産地を知って楽しんでもらう企画として、このイベントを全面バックアップしています。


売り場には、郡内織物産地で織られたとびっきりでスペシャルな織物を使って作ったストールやネクタイ、キッチン周りの布製品など、様々なものが紹介されています。

また 「ヤマナシ ハタオリ トラベル」の企画名にもあるように、売り場にはトラベル(旅)的な要素もふくまれていて、山梨の織物産地と富士北麓の雰囲気を感じれるようなマップも無料配布されています。

買い物だけではなく、ついついヤマナシに行きたくなってしまう、素敵な展示会です。


ヤマナシ ハタオリ トラベル(会場POPより)
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どーん、とそびえる富士山のふもと、今も変わらずハタオリの音が響いている富士吉田、西桂など山梨県の富士北麓エリア。どちらかというと縁の下の力持ち的な産地で、これまで一般にはあまり知られてきませんでした。
そんなヤマナシ産地が、近ごろデザイナー、クリエイターたちから注目を浴びています。
その鍵をにぎるのは、ヤマナシで育っている元気なハタオリ職人たち。いま伝統の技と若い感性が出会い、それぞれ独自のブランドのもとで富士山麓の美しい土地ならではの透明感あふれる布たちが、次々とうまれています。
シルクやリネンなど、天然繊維のファッショナブルなテキスタイル。数々の有名ブランドを支えてきたメイドイン山梨の安心感。布の魅力を肌で実感し、こころから味わえる極上のやさしい布たちを
古くて新しい、いま一番熱い産地、ヤマナシからお届けします。
ヤマナシ ハタオリ トラベルは、富士山のふもとでたっぷり時間をかけて育まれたスロープロダクツの数々、そして美しい自然とスローライフの息づく町と出会う旅です。

会場の真ん中には「ヤマナシ ハタオリ トラベル」のロゴ!!
会場はこんな感じ。

機屋さんの自社ブランドやデザイナーとのコラボレーションで生まれた商品が並びます。空間には織物工場で使用されていた道具も置かれていて、普通の売り場とは違うものづくりの現場の空気感も味わえるようになっています。

なんと会場には、染めた糸を織機にかけるために繰り返しを行うための機械「繰り返し機」が!!しかも、今はあまり見ることのなくなった木製の機械です。なかなか渋いです!

繰り返し機にはきれいなシルクの糸がかかっています。この細い糸を巧みに操り、ネクタイの生地を織りあげていきます。

会期は一ヵ月以上もあり売り場の商品も入れ替えがあるそうです。何回行っても楽しめそうなイベントです。皆さまも是非足をお運びください!
[ 出展ブランド(会社名) ]
 ALDIN (㈲テンジン
 G-style (G-style
 harefune (舟久保織物)
 Kai's Farm (㈱前田源商店
 kichijitsu (光織物㈲×井上綾)
 NEGENTROPY (㈲田辺織物)
 opiyo 大飛世 (武藤㈱)
 渡小織物
 富士桜工房 (山崎織物㈱)
 'Olu'Olu (㈲羽田忠織物)


[ LINK ]

 ecute立川HP http://www.ecute.jp/tachikawa/event/e597.html

 ヤマナシ ハタオリ トラベルFacebook http://www.facebook.com/YamanashiHataoriToraberu


(高須賀)

2012年8月5日日曜日

プレ甲斐絹展

かつて山梨県の織物の中心地だった都留市の歴史や文化を伝える施設「ミュージアム都留」で、第28回国民文化祭・やまなし2013で行われる甲斐絹展に先駆け、いま「プレ甲斐絹展」が開催中です。

少しだけ展示内容をご紹介します。

まず、エントランスを入ると現れるのが、郡内で織られた生地を使った「甲斐絹タワー」。
上についている三角形のものは「吊るし雛」といって、昔の庶民の雛壇代わりに使われていた風習がいまでも残ったものです。

エントランスの横には織り機が設置されていて、甲斐絹の体験をすることもできます。
そして、経糸には郡内織物産地ならではの「ほぐし織り」の経糸がかかっていました!! 
なかなかの細い糸がかかっていたので、織るのが難しそうです。

展示会場に入ってきました。

展示内容は三部構成になっています。

第一部は郡内織物の起源をたどります。歴史をさかのぼり、なんと飛鳥時代まで!!
第二部は織物産業として郡内織物産地として育っていったきっかけや過程をたどります。
第三部は織物組合の動きや「甲斐絹」の生産の向上など、郡内織物産地としての発展を紐解いていきます。

こちらは昭和時代の原簿。
昔の商売の記録が記述されている貴重な資料です。

変わり種の「甲斐絹」。
フランスのドレス地に裏地に甲斐絹を使った、なんともオリエンタルな羽織。

こちらも変わり種、甲斐絹を使った綿入れ。
綿入れとは冬の防寒着であり、表地と裏地の間に綿を入れ仕立てたものとされます。
当時、とても高級品であったであろう「甲斐絹」のハギレを丁寧に繋ぎ合わせ、きれいな柄をつくりだしていて、作った人の布を大切に思う心が見てとれます。
衝撃的なコピーですが、戦争と繊維産業との関わりもこのポスターが物語っています。

この当時、日本の絹織物は世界中で出回っており、戦争でアメリカに絹織物が輸出されなくなったのが、絹に代わる繊維「ナイロン」の開発のきっかけになったという話もあるそうです。
甲斐絹のことを丁寧に説明して頂いた知念さん。
驚いたことに知念さんは今年の4月に「ミュージアム都留」に就職し、今回のプレ甲斐絹展を周りの手助けはあったものの、ほとんど一人で企画したということ!専門的な布のことをここまで調べ上げ、分かりやすく展示している知念さんに脱帽でした。

実際の展示ではブログでご紹介できなかった、あんなことやこんなことまで、詳しく甲斐絹のことが展示されているので、是非見に行ってみてください。
(高須賀)




「プレ甲斐絹展情報」
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プレ甲斐絹展
 第28回国民文化祭・やまなし2013で行われます甲斐絹展に先駆け、プレ甲斐絹展を開催いたします。
展示内容
 展示では原始・古代から都留の織物の歴史を辿るとともに、近代以降の優美な織物の数々をご覧頂きたいと思います。
 また、エントランスホールでは、豪華な柄の甲州織を使用して作られた「甲斐絹タワー」や,本物の繭を使って楽しく解説した「学習コーナー『養蚕から絹糸まで』」などの展示を行っております。
是非、奮ってご参加下さい。
開催日時
開催日:平成24年7月21日(土)~9月2日(日)
 休館日 毎週月曜日、祝日の翌日、毎月第3火曜日(※月曜日が祝日の場合は開館し翌日の火曜日は休館)

会館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
開催場所
ミュージアム都留
 〒402-0053 都留市上谷1-5-1
 TEL 0554-45-8008

2012年6月14日木曜日

染色加工会社がなぜ、どのように自社ブランドを育ててきたか

シケンジョからセミナーのお知らせです!


自社ブランドmonomatopée 」等が好評な、葛飾区の染色加工会社「丸枡染色㈱」の四代目にして自社ブランド開発の中心人物、松川和広さんを招いてのセミナーを開催します。
生産工場のブランド化、情報発信の強化の必要性といった観点から丸ごとお話を伺ってしまおうという内容のセミナーですので、これから生産工場のブランド化を考えている企業さんには大注目のセミナーとなっています。

ただいま絶賛申し込み受付中なので、下記のURLからドシドシご応募の上、ご参加ください!

http://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kougyo-fj/2406/entry_2.html


*日時 平成24年6月21日(木) 19:00~20:45
*場所 富士吉田商工会議所 2階大会議室
*テーマ
 『染色加工会社がなぜ、どのように自社ブランドを育ててきたか
  ~monomatopée & marumasuのブランド戦略~ 』

*講師 松川和広 氏(丸枡染色株式会社 企画開発・営業/部長)
*コーディネータ 鈴木 淳氏
 客員研究員/台東デザイナーズビレッジ村長
*共催 山梨県富士工業技術センター/富士吉田商工会議所繊維部会

*ただいま参加者募集中!お申込みはこちら↓のフォームからどうぞ。

http://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kougyo-fj/2406/entry_2.html
※富士吉田商工会議所繊維部会の方は会議所までお申し込み下さい。

*参考リンク
『monomatopée(モノマトペ)』 

http://tokyo-marumasu.com/monomatopee/

『marumasu』
http://tokyo-marumasu.com/marumasu_stole.html




2012年4月11日水曜日

特別セミナー『消費者目線から考える、商品と売場の行方』開催します

山梨県富士工業技術センターでは、今年度実施する地場産品プロデュース事業の一環として、県内の織物関連企業の皆さまを対象とした特別セミナーを開催します。


*テーマ: 『消費者目線から考える、商品と売場の行方』

*講師:馬場雅人氏  [アッシュ・ペー・フランス株式会社 場と間事業部]

*日時 平成24年4月19日(木) 19:00-20:30

*場所  富士吉田商工会議所 2階大会議室(富士吉田市下吉田1643-1

*主催  山梨県富士工業技術センター/富士吉田商工会議所繊維部会(共催)

*参加無料


今回のセミナーでは、ファッション、デザインの国際合同展示会「rooms」の運営などで知られるアッシュ・ペー・フランス株式会社で、デザイン・アート・プロダクト・インテリアなど幅広い分野を横断した合同展「場と間」の企画運営を担当される馬場雅人さんをお招きします。

デザイン、ファッションの最先端で、小売とモノづくり、メーカーとデザイナーの垣根を越えて活躍される馬場さんのお話から、これからのモノづくり、商品、売場の行方がきっと見えてくるはずです。

オリジナルブランドづくりの楽しさ、自社の魅力の伝え方などを学びたい方、そしてオリジナリティのあるモノづくりへのモチベーションを高めたい方にオススメです。


[問い合わせ先]
山梨県富士工業技術センター 繊維部技術支援科 五十嵐、上垣
直通 0555-22-2101 FAX 0555-23-6671  admin@fitc.pref.yamanashi.jp

[お申し込み]
申込フォーム(当センターHPトップページ)か上記FAX、E-mailにて
http://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kougyo-fj/2404/entry_1.html
※富士吉田商工会議所繊維部会の会員は富士吉田商工会議所まで
0555-24-7111 (担当:渡辺)


また終了後は富士吉田商工会議所繊維部会の主催で交流会が開催される予定です。ぜひこちらもご参加ください。(会場:万福久 
*交流会は別途会費制


[講師:馬場雅人氏プロフィール]
アッシュ・ペー・フランス株式会社 場と間事業部/各地の商業施設でデザイン・ファッション・アートの垣根を越えたイベントを企画・開催し、企業、デザイナーを巻き込んだ活動で注目を集める。アッシュ・ペ-・フランス入社後はインテリア合同展示会『場と間』プロデュース、roomsプロダクトコーナーのキュレーション、青参道の立ち上げ、パルコのonce A month売場のディレクション等幅広く活躍。ファッションの合同展示会『rooms』では、アパレルに提案するインテリア雑貨を集約した『プロダクトエリア』を立上げ、アパレルバイヤーに生活の場を演出しプロダクトやインテリア雑貨、アート感覚の商品構成で注目を集める。このエリアでは、ただブースを切り売りするだけではなく、デザイナー、アーティストとメーカーとのコーディネートを行い、roomsの来場する客層に合わせた商品開発、ブースデザインを出展者と共に実施している。インテリア合同展示会『場と間』でもコーディネートを行い商品の見せ方の提案をなど出展者と共に行い、来場するバイヤー、一般来場者へのアプローチを提案。また、5月にオープンする東京スカイツリー内のショッピングセンター「東京ソラマチ」に出店する新業態店『東京十月H.P.FRANCE』)のディレクションを手掛ける。




2012年3月21日水曜日

生産現場からの情報発信の重要性

3月28日(水)13:30より山梨県富士工業技術センター(シケンジョ)にて『生産現場からの情報発信の重要性』をテーマにセミナーと事業報告会を開催します。
セミナー講師にはファションジャーナリストの清水早苗氏をお招きして産地側からの情報発信についてのお話をしていただきます。清水氏はパリ・東京コレクション、デザイナー等の取材を通して、様々なデザイン誌や新聞などに寄稿されています。その為、広い目線で日本の産地のことを見ている方なので、これから日本はもとより世界に広く事業を拡大していきたい機屋さんは必聴のセミナーです。

また、郡内織物産地からは一年を通して客員研究員の鈴木淳氏の指導のもと行ってきた、機屋さんのブランディングの成果発表を各機屋さんから発表してもらいます。この一年、郡内織物産地は様々な人が訪れ、そして機屋さんも活発に動いていたので、是非こちらの発表会にもご参加ください。


セミナー講師:清水早苗

ファッションジャーナリスト・クリエイティブディレクター
金沢美術工芸大学大学院、武蔵野美術大学  文化ファッショ ン大学院大学 非常勤講師

スタイリストを経て、ファッション雑誌の構成、カタログ制作のディレクターとして活躍。その一方で、パリ・東京コレクション、デザイナー等の取材を通して、衣服デザインに関する記事を、デザイン誌、新聞に多数寄稿。代表的な仕事として、「新・日曜美術館ー三宅一生展Making Things(NHK)の監修(2000)。川久保玲に焦点をあてた「NHKスペシャル」では企画からインタビュー、制作まで携わる(2002)。「アンリミティッド;コム ギャルソン」(平凡社)編者。「プリーツ プリーズ イッセイミヤケ10周年記念」冊子(エル・ジャポン)のディレクション・編集(2002)など。最近では、日本の繊維・ファッションの創造性を発信する情報誌や展示会、セミナー等のディレクションに従事。2010年より毎日ファッション大賞選考委員も務める。




[ コーディネータ:鈴木淳氏 セミナー講師:清水早苗氏 ]
*協力* 山梨県絹人繊織物工業組合/富士吉田商工会議所繊維部会

↓申し込みフォームこちら

http://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kougyo-fj/2403/entry_1.html


(高須賀) 





2012年2月10日金曜日

郡内直送織物展

2月10日から28日まで、山梨県富士吉田市にあるギャラリーカフェ「ナノリウム」で地場で作られた繊維製品の展示会が行われます。


ナノリウムは知る人ぞ知るギャラリーで20年前からアーティストの展示を主に行ってきたギャラリーです。今回は地場の為になるようなことをしたいというオーナーの意向から、ナノリウムでは初めてとなる地場産品の展示が行われることとなりました。
ここ郡内でも、地場産品をアートギャラリーで展示することは今まであまりなかったことなので、シケンジョとしても大注目な展示会です。

郡内で作られたネクタイやストールや傘、そして織物工場から出た布の端切れ使った空間演出など郡内織物産地から生まれたモノを一堂に展示します。

展示物の中には3年前から始まった東京造形大学と富士吉田の機屋さんとのコラボレーション企画で作られた商品や世界のトレンドを予測する「TREND UNION JAPAN」の家安香氏が監修したネクタイなど素敵な商品がズラリとそろえられおり、その多くは購入可能です。中には一点モノの商品もあるので、お早めに行くのが良いかと思います。
また、2月11日には郡内織物産地に就職した若者3人を中心に織物に関するトークショーも行われます。郡内の機屋さんも参加予定なので、この機会に織物についてみんなで話し合ってみてはいかかでしょうか?

郡内織物グングントーク(トークショー)  11日 18:00~ スタート

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「郡内直送織物展」
期間:2012 2/10〜28日
場所:ナノリウム
〒403-0005
山梨県富士吉田市上吉田4583-6

TEI:0555-24-2938
FAX:0555-24-2948
営業時間:AM11:00〜19:00
(定休日 木曜日)





2012年1月12日木曜日

アメリカの展示会情報

機屋さんへの情報です!

グローバル社会となり日本のモノづくりもいよいよ世界を相手にすることとなってきました。
シケンジョでは世界の販路拡大に向け戦略を立てる上での情報提供として、海外の展示会情報を集め、そのつど情報発信をしていこうと思います。

参考にしていただけるとうれしいです。


今回集めたのは、アメリカの繊維に関係する展示会情報。
情報元は「アメリカ展示会情報」というサイト。アメリカの展示会に出店する前の心得や各展示会のレポートなど、とても参考になる情報が沢山出ているので、アメリカの展示会に興味のある方は覗いてみてください。

(情報:アメリカ展示会最新情報 US Trade Show Directoryより)



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PPAI The Expo 2012
http://www.theppaiexpo.org/
2012年1月2日 - 6日
Mandalay Bay convention Center (ラスベガス、NV)
来場者数:12500人
業種 サプライヤー、卸業者、ビジネス
出品物 オフィス関連、コンピューター関連、レストランアパレル、ファッション、その他

SHOT SHOW 2012
http://www.shotshow.com/
2012年1月17日 - 20日
Sands Expo & Convention Center(ラスベガス)
総出展者数:22098社
来場者数:25384人
業種 趣味・教育/スポーツ(用品・施設) 生活/繊維・衣料(素材、製品、機器) その他/その他
出品物 火器、弾薬、アーチェリー、刃物類、アウトドア用衣類、光学製品、キャンプ用品、その他

ISS Imprinted Sportswear Show Long Beach
http://www.issshows.com/
2012年1月20日 - 22日
Long Beach Convention and Entertainment Center (ロングビーチ、CA)
総出展者数:500社
来場者数:13000+人
業種 スポーツ、アパレル、繊維業、電子機器、その他
出品物 スポーツウェア、Tシャツ、バッグ、コンピューター・備品、デジタル用品、ラベル・ロゴ、スクリーン印刷、その他

SIA SNOW SHOW
http://siasnowshow.snowsports.org/
2012年1月26日 - 29日
Colorado Convention Center(デンバー、CO)
総出展者数:3100社
来場者数:20000人
業種 アパレル/スポーツ
出品物 ウィンタースポーツ業界最大の展示会で、来年店頭に並ぶ商品を逸早く紹介している。スキー・スノーボード・クロスカントリー・テレマーク等の関連用品、靴、アパレルなど。

ASR TRADE EXPO
http://www.asrbiz.com/
2012年1月未定
San Diego Convention Center (サンディエゴ、CA)
業種 趣味、教育、スポーツ(用品・施設)
出品物 サーフィン、水泳、ウインタースポーツ、アパレル、ハードグッズ、ソフトグッズ







2012年1月10日火曜日

R&D.M.Co-2012年 春夏新作展示受注会



山梨県富士吉田で生まれ育ったリネンブランド「R&D.M.Co」。
その新作が発表される展示会、「R&D.M.Co-2012年 春夏新作展示受注会」が今回が初めて、地元の富士吉田で開かれることになりました。
R&D.M.Coは富士吉田の機屋さんと地元デザイナーが密接に関わり生まれたブランドです。R&D.M.Coのファンも全国におり、地場産業を振興するシケンジョとしてもとても注目しています。

開催場所は雑貨と家具のセレクトショップ「ロンタン」。こちらも富士吉田に来たら、行かなくてはいけないオシャレスポット。
会期中は会場内ではデザイナーのしむら夫妻にも商品説明などもしていただけるようです。また、商品を予約された方には「CAFE’M」のおいしいクッキーもプレゼント!これは行くしかないですね!!
皆さまもお誘い合わせのうえ行ってみてください!

日時2012年1月13日(金)・14日(土)・15日(日)
時間open 10:30~ 19:00
場所
LONGTEMPS ロンタン店舗2Fにて
〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3-12-54
地図を見る
(高須賀)




2011年12月22日木曜日

「クリスマスにはネクタイをしよう。」by yamanashi tie creators

日本一のネクタイ産地、山梨のネクタイ職人たちによるネクタイ展が、南青山のユトレヒト/ナウアイディアで開催中です! ※~12/25(日)
山梨でネックウェアを生産する10社で構成する”yamanashi tie creators”による、クリスマスをテーマにした展示会です。
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NO TIE, YOU DIE. YAMANASHIネクタイフェア
「クリスマスにはネクタイをしよう。」by yamanashi tie creators

2011年12月20日(火)~25日(日)
*クロージングパーティー(ネクタイクリスマス会):12.25(Sun) 17:00~20:00
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場所|UTRECHT / NOW IDeA  東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ2F
営業時間|12:00~20:00
主催|山梨県絹人繊織物工業組合: http://www.notie-youdie.com/

25日(日)には、ネクタイをしめてクリスマスの夜を祝う、クリスマスパーティも開催されます。
山梨名産の”一升瓶ワイン”も登場する予定。

ワインを片手に、織物職人たちと交流するチャンスです。

ネクタイは会場で購入できるので、ノーネクタイでもOK!

山梨の上質なネクタイとワイン、そしてクリスマスを楽しむイベント、
ぜひお越しください!


NO TIE, YOU DIE. YAMANASHIネクタイフェア公式サイト
www.notie-youdie.com




2011年11月2日水曜日

応募締め切りました

【富士山麓の織物工場でつくり手に出会うバスツアー2011】

定員の20名に達した為、応募受付を締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。

次回(未定)の産地ツアー情報の配信を希望の方はこちらからお名前、メールアドレスをご登録ください。メールにて情報をお届けいたします。

バスツアーと連動し開催する「産地セミナー&情報交換会」の参加申し込み(産地企業向け) はこちらからお願いいたします。

2011年10月26日水曜日

織物企業ブランド力向上サポートプロジェクトがスタート

今年度、シケンジョの客員研究員として委嘱している台東デザイナーズビレッジ村長こと鈴木淳さん((株)ソーシャルデザイン研究所代表取締役)と一緒に、織物企業のブランド力を向上するためのサポートをしていこうというプロジェクト、その名も「織物企業ブランド力向上サポートプロジェクト」(そのまんまですが)を実施します。


8月にメルマガや組合等の関係機関への公募をしたところ、次の5つの企業&グループから応募があり、このたび対象企業(&グループ)として決定しました。


これから、それぞれの企業が抱える現状、課題、目標を、鈴木淳さんと一緒にヒアリングを重ねながら、自社ブランド開発、販路開拓などのステップアップを目指し、バックアップしていきたいと思います!




2011年10月24日月曜日

感じる服 考える服:東京ファッションの現在形

東京オペラシティの企画展、「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」に、なんと、山梨県織物産地の織機(実物)が展示されています!

東京オペラシティでただいま好評開催中の企画展、「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」に参加している注目の若手デザイナー山縣良和さん(リトゥンアフターワーズ)の展示に、山梨県織物産地の織機が作品の一部として展示されています。

手織り織機ではなく、1トン以上もある本物の量産用ドビー織機(!)が、アート作品の一部として展示されるというのは、前代未聞ではないでしょうか?

このプロジェクトのきっかけになったのは、シケンジョとNPO法人ドリフターズインターナショナルとの共催で7月22日に実施した「ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨『生地をもっと知ろう』」に、山縣良和さんがサマースクール講師として参加し、産地の工場見学をしたことでした。

ちなみに、このバスツアーに参加したサマースクールの方々によるサマースクール公演(9月14日(水)-16日(金)、会場:KAAT神奈川芸術劇場)でも、このときの工場見学での印象が、作品の骨格を決めるきっかけになったそうです。

今回、作品に織機を提供してくれたのは、このとき訪問した西桂町の武藤株式会社。
山縣さんからの申し出に、こころよく織機を無償で貸していただきました。
また、巨大な織機を東京の会場まで運んでくれたのは、機屋番匠の渡辺徳重さん。

山梨の職人の方々の協力なくして、このプロジェクトの実現はありませんでした。
 リトゥンアフターワーズ山縣良和さんと山梨産地のコラボ(?)作品、ぜひ会場でご覧ください!
(五十嵐)

感じる服 考える服:東京ファッションの現在形
会期:10.18[火]-12.25[日]
会場:東京オペラシティ