ピックアップしてご紹介する隠れた人気シリーズ<シケンジョ書庫>。
今回は、たまたま見つけた「山梨県繊維工業試験場創立50周年記念」
のイベントを写した秘蔵写真をお送りします。
シケンジョ50周年は、1955年(昭和30年)。いまから58年前!
時代は好景気に沸いた高度経済成長の時代、そう、「ガチャマン時代」です!!
※「ガチャマン」…織機がガチャンと織れば1万円儲かるという当時の織物業の活況を表した流行語。
「繊維油剤 染料 合成樹脂展会場」 とあります。
合成繊維や、合成樹脂などが広まり始めた時代を感じさせますね。
このころ、なんとポリエステルはまだ日本には登場していません。(1958年とされています)
これは50周年記念事業のひとつらしい、
「永続優良工員表彰式」の式場。
みんな自転車や徒歩で集まっています。
和装の方はもちろん、カツオやタラちゃんみたいな子もいます。
そして式場内部。人の数がスゴイ!
この賑わいは一体??
祝辞を述べているのは、当時の富士吉田市長、希代圭司氏(故人)だそうです。
テーブルクロスのデザインがけっこうカジュアルです。
テーブルクロスのデザインがけっこうカジュアルです。
あふれるほどの観客、親子連れが押し寄せる会場。
なぜ表彰式にそこまで? と思っていたら、
後半は「素人演芸コンクール大会」になっていました!
「コンクール大会」っていう言い方がしみじみしますね。
しかし、シケンジョ50周年関連で、演芸コンクール大会が開かれるとは。
いったいどれだけ織物が盛んだったか、ガチャマン時代の空気が伝わってきます。
そして極めつけは、シケンジョ50周年を祝っての商店連合大売り出し!
もう、町を挙げてのお祝いムード!
いったいどれだけ織物が盛んだったか、ガチャマン時代の空気が伝わってきます。
そして極めつけは、シケンジョ50周年を祝っての商店連合大売り出し!
もう、町を挙げてのお祝いムード!
これは家具屋さんでしょうか。右下の化粧台、ミッドセンチュリー感がたまりません。
連なってぶらさがったお茶碗型のPOPが素晴らしいです。
昭和30年...
戦後10年目の富士吉田は、ガチャマン時代の真っただ中。
シケンジョ創立50周年で町を挙げての祝賀ムードに沸いていました。
この先約15年のあいだ、生産数量が伸び続ける追い風の時代が続きます。
今の産地の基礎がつくられたころの写真には、昭和30年...
戦後10年目の富士吉田は、ガチャマン時代の真っただ中。
シケンジョ創立50周年で町を挙げての祝賀ムードに沸いていました。
この先約15年のあいだ、生産数量が伸び続ける追い風の時代が続きます。
当時の人々を取り巻いていた時代のエネルギーが感じられました。
(五十嵐)