富士吉田商工会議所が主催する視察研修に参加してきました!!
今回お邪魔したのは、メリヤス編みを得意としている小高莫大小工業㈱とお弁当やパーティーの料理などを作っているサンエー㈱。ヤマナシからは繊維産業に携わる方から食品産業の方、主催者合わせて総勢20名近くの人数でバスに乗り込み墨田区へと向かいました。
まず最初に向かったのが小高莫大小工業㈱。
小高莫大小工業㈱はメリヤス編みを得意とする製造元で、作っている生地の用途としてはポロシャツの襟の部分や、リブ(袖の部分に使われている編み方)に使われるモノが多いとのことです。
会社の外観はまるでマンションの様!こんなところで大きな機械を使う製造業ができるのかと不思議にに思いながら会社の中へ入っていきました。
こちらの方が小高社長。さっそく案内して頂きます。 |
最初に見せいていただいたのが、とても古い型の丸編機。
グルグルと回転しながら生地を編んでいきます。編物は織物と違っていわゆるタテ糸が存在しません。
ヨコ糸同士を絡ませていくことでテキスタイルを作っていきます。編物は伸び縮みする特性があるため、伸縮性の必要とするTシャツやパーカーなどの服に使われることが多いです。
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糸の流れがとても美しいです。 |
緻密に動く、編機の動きを見ていると、まるでSF映画の世界に入ってしまたかのよう。。。
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ところかわって、こちらは横編み機。丸編機とは違って往復運動で生地を編んでいきます。
リブ編機の生産スピードはあまり早く出来ないのですが、丸編機では作ることのできない、編物のミミができることが特徴です。
織物でいうところのシャトル織機の様な立ち位置ですね。
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ポロシャツの襟はこの横編機で編んだミミつき生地を使わないと、端がほつれてきてしまいます。 |
編紐を作る小幅の編機。 手動だったモノを改造し、機械の動力で動くようになっていました。 |
編物のデータとなるのがこの金属の棒。 織物でいうところの紋紙にあたるのがこの金属の棒です。 |
こちらも編み物のデータ |
編み機の生産現場を見学し、次に向かったのがこちら。
染め工場!!
なんと小高莫大小工業では編み物生産だけではなく、染め工場まで完備しているのです!
なんと小高莫大小工業では編み物生産だけではなく、染め工場まで完備しているのです!
この染工場は、大量に染める場所ではなく、サンプル染めなどや小ロットのものなど、染め屋さんに頼むと時間がかかってしまうものをここで行い、お客様にクイックな対応するために作られた、いわば染色ラボ的な場所です。
こちらは自社ブランドの「MERI」
MERIはメリヤス編みの紐を使い作った布ぞうりのブランドです。
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MERIのぞうりは一つ一つ丁寧に、手づくりで作られていいます
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小高莫大小工業の屋上から見えるスカイツリー |
次に向かったのがサンエー株式会社。
サンエー株式会社はお弁当やパーティー用のオードブルなど、食に関わるお仕事をされている企業です。 サンエーとは3つのエ―(良い)ことという意味をこめられており、3つのエ―こととは自社、下請け、そして消費者にとってエ―ことをやっていきたいという思いからつけられた名前とのことです。 |
見学用の白衣に着替え、いざ工場見学へ!! |
こちらは弁当を入れる箱が積み上がっています。 |
この時は見学することができなかったのですが、このベルトコンベアの周りにパートの方が並び、すごい速さでお弁当を詰めていく職人技があるらしいです。 |
墨田区の企業見学を終え、そのあとは墨田区の取り組みの話をお聞きしました。
印象に残ったのが「すみだモダン」。
「あたらしくある。なつかしくある。」というコンセプトのもと、きらりと光るセンスの高いもの(工芸品から食べ物までざまざまなもの)が認定商品として選ばれています。面白いので是非見てみてください。
すみだモダン
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最後は今話題の「ソラマチ」を見学 |
夜のスカイツリーを横目に、バスに乗り込み山梨への帰路につきました。 |