「濡れ巻き整経」の技術保持者の武藤うめ子さんを訪ねました。
組み込みとは2~5個に分けて染色された経玉を、手作業で混ぜ合わすことで色ムラや張力のムラを防ぐことを目的として行われる作業です。
こちらは組み込みの前に行われるタガ落としという作業。
染色されてきたタテ糸を絡まないように、ほどいていきます。
手際よくタテ糸がほどかれていきます。
きれいにほどかれたタテ糸。
組み込み作業に入ります。
四分割されていたタテ糸を一本づつ混ぜ合わせていきます。
とにかくものすごいスピードで手が動いているため、見ていても何が行われているのか分からないくらい速いです。
今回は特別に組み込みを教えてもらいました。
これはとにかく、難しい!!両手の10本の指がそれぞれの動きをしないといけないので、脳味噌フル稼働にて、10分そこらでオーバーヒートでした。。長年培われた濡れ巻き技術に脱帽です。
(高須賀)
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