2019年4月5日金曜日

ホワイトボードでふりかえるハタオリ研修 今年も開催します!






シケンジョでは、産地で織物関連の仕事をしている方を対象として、織物を初めて学ぶ(あるいは学びなおす)方のための研修、「技術者研修」を開催しています。


上のモダンアート的なビジュアルは、昨年行ったその研修で、
大判液晶タッチパネル画面のデジタル・ホワイトボードに描いた板書、29分枚を全て重ね合わせたものです。
こうしてみると、ホワイトボードを埋め尽くす文字と図解の分量が相当なものだったことが分かります。

これがそのデジタルホワイトボードです。ちょうど1年前にシケンジョに導入された新人さんです。


今回のシケンジョテキでは、ホワイトボードに保存されたデジタル画像で
昨年の研修を振り返り、技術者研修ではどんなことを勉強していたのかをご紹介したいと思います。

なお、シケンジョでは今年も4月中旬以降に、この研修を実施予定です。

これから研修を受講予定の方、受講を検討している方は、
ぜひご参考になさってください!

01

DAY01  09:45-11:45 基本的な糸の構造と分類


「糸」と言っても色々な形態があります。いろいろな糸に実際に触れながら、その種類を確認しました。髪の毛の光沢に例える説明を多用しているので、このあともときどき女性の髪のイラストが出てきます。
キーワード
フィラメント・スパン、モノフィラメント・単糸・双糸・諸、モノフィラメント(ラメのトメ糸、網戸)、撚り

※「キーワード」には、昨年受講した鈴木主任研究員によるメモが書かれています。



02

DAY01  09:45-11:45 絹糸について

天然繊維唯一の長繊維、シルクについてです。「糸」という字は…というネタも図解しています。
キーワード
天然繊維、絹、生糸・フィブロイン・セリシン・精練、21中2本諸・21中6片撚り


03

DAY02 09:45-10:10 前回の復習
糸と撚りの基本です。撚りを入れるワケとは?
キーワード
単糸・双糸、諸撚り・片撚り、絹フィラメントの長さ、スパン、光沢、生糸・精練、糸の漢字、中、強撚・甘撚、片撚


04

DAY02 10:10-10:50 素材について
世界地理と歴史を使って天然繊維を覚える図解です。
キーワード
3種類の糸サンプル(ポリ、綿、絹)、スパン単糸(青)・フィラメント双糸(黄)・フィラメント、天然繊維(絹・毛・綿・麻)、四大文明にルーツ、シルクロード


05

DAY02 10:10-10:50 素材について
繊維を燃やして素材を見分ける方法(燃焼試験)を実習しました。嗅覚は化学分析センサーなので、ライター1本あればいろいろな素材が見分けられます。
キーワード
繊維の見分け方、燃焼試験、合成繊維・再生繊維


06

DAY02 10:50-11:00 繊維の太さについて
多くの初学者を悩ませる素材ごとに違う糸の番手の関係、恒長式と恒重式についてです。
キーワード
番手、太さは重さ、D(デニール)=g/9000m、S 毛番手=9000/D、綿番手=5315/D、麻番手=14882/D、双糸の時の毛番手の表記に注意


07

DAY02 11:00-11:45 密度について
シケンジョテキのビジュアルにも使われている虫眼鏡、「分解鏡」を使って密度を測る実習をしました。経糸と緯糸については、前回の投稿をご覧ください。
キーワード
織物は経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸、タテとヨコの見分け方(密度・太さ・柄・みみ)、
密度の単位、本数/単位長、鯨寸(3.78cm)⇔曲寸(3.03cm)


08

DAY02 11:00-11:45 素材・繊度・密度の実習
実際の生地を使って、糸の種類、番手、密度を調べる実習をしました。
キーワード
織物は経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸、タテとヨコの見分け方(密度・太さ・柄・みみ)、
密度の単位、本数/単位長、鯨寸(3.78cm)⇔曲寸(3.03cm)


09

DAY03 09:45-11:00 組織について →組織分解の実習
組織図の基本を、山梨ハタオリ産地の生地を実際に見ながら学びました。
キーワード
タテ糸とヨコ糸の交差(マグネットシートで実習)、交差方法は2通り(2値)、
織物は繰り返しパターンでできている、最小単位=完全組織(ひと完全)、
完全組織演習(方眼紙)、■…タテが上・□…ヨコが上、サンプル生地を分解鏡で見る


10

DAY03 11:00-11:20 三原組織について
三原組織の種類と、その主な特徴を学びました。
キーワード
1.平織り(タフタ、plane weave)、平織りの特徴…薄い・かたい、
2.綾織り(ツイル、twill)、綾目が斜めに見える、糸の自由度が高い→やわらかい
3.繻子織(サテン、satin)、5枚繻子は4-1綾と■の数が同じでも■が少なく見える、
繻子織の特徴…タテorヨコの一方を見せる→糸が並んで光沢が出る、
5×5繻子作成演習、2とび3とび、互いに素、軽口(緯出し)・重口(経出し)


11

DAY03 11:20-11:45 朱子織について
朱子織の構造。「サイズ=枚数」と「飛び数」をもとに朱子織の組織を描く実習です。サイズを何で「枚」と呼ぶかについても学びました。
キーワード
5×5繻子作成演習、2とび3とび、互いに素、軽口(緯出し)・重口(経出し)


12

DAY04 09:45-10:20 組織について
組織図を単純に覚えるのではなく、サイズが違うこと、✖と○の割合の意味を考えます。
キーワード
組織の違いの意味について
重口と軽口・糸の交差周期と固さ-柔らかさ、糸密度(打込み)の違い



13

DAY04 10:20-10:50 組織について
組織の役割が分かるマトリクスで組織を学ぶコーナー。
組織図のパターンを知らなくても、大きさと白黒の割合で、組織の役割や特長が分かるマトリクスです。
この図はシケンジョオリジナルかもしれません。似たような既存の図をご存知の方がいましたら教えてください。
キーワード
織物のマトリクス・黒と白の量の比率=縦軸、交差周期(サイズ)=横軸で見る


14

DAY04 10:50-11:45 組織について →実習
織物を経糸と緯糸でできている立体構造物として見て、2階建て、3階建ての構造として見ること、その時の組織図の様子を学びました。
キーワード
織物の三層構造と生地・多丁杼の場合の表と裏
両面緯出し、両面経出しの組織と生地を見る


15

DAY05 09:45-10:10 組織について(前回の復習)
前回に続いて、織物を多層構造として見て、見た目と構造の関連について学びます。
キーワード
組織は構造とビジュアルを決定する、織物の階層構造


16

DAY05 10:10-10:35 組織について
45度斜め構造に見えるワッフル織(蜂巣織)の組織図から、どうして垂直水平構造のワッフル織が生まれるのか?組織図を読み解く頭の体操をサポートするのが、ここでも織物組織の分類マトリクスです。
キーワード 
ネクタイ地・金襴生地を顕微鏡で見る演習、
蜂巣織(ワッフル織)について


17

DAY05 10:35-11:45 組織について
織物組織と構造の話では、一番面白いのが風通(ふうつう)組織でしょう。一度に2枚の生地が織れる不思議な組織を、糸にみたてたマグネットシートや紙のシートで実習しながら学びます。
キーワード
二重織り、風通、組織のでき方(4×4マグネット&紙)、二重組織作成演習


18

DAY06 09:45-10:20 組織について
風通織の復習と応用。ただ2重に織るだけでなく、それが入れ替わることで袋状の構造が生まれます。
キーワード
組織とタテ糸・ヨコ糸の見せ方、二重織り、風通(綿ガーゼ)、
風通組織作成(貴族=赤と平民=黒の上下関係が破れる場所→接結点)


19

DAY06 10:20-10:40 風通組織について →生地の観察


風通組織と収縮糸を使った応用例。一枚の布からスカートが生まれる不思議な織物のアイデアです。
キーワード
風通を使った織物(オーガンジ、収縮糸、ネクタイなど他の製品)


20

DAY06 10:40-11:45 整経について
経糸を準備する「整経」について説明しました。部分整経の「部分」とは?
キーワード
おまきは、本数・巾・長さ +縞柄、部分整経


21

DAY06 10:40-11:45 整経について(見本整経)~濡れ巻きについて
見本整経機の構造と役割。部分整経機と見本整経機の役割分担についても学びます。
キーワード
見本整経、整経工程の写真、濡れ巻きについて


22

DAY07 09:45-10:45 色糸と組織による効果について
織物組織は単純でも、色糸の配置で柄を出す設計手法。組織図の白と黒、糸色の白と黒がごちゃごちゃになり、不慣れな人は苦労する実習です。
キーワード
組織と糸色の組み合わせにより見える柄、
白黒やすらの平織りでできるストライプとボーダー、
白4黒4の綾でできる千鳥格子、グレンチェック


23

DAY07 10:45-11:10 引込図・紋栓図について
織物を織る行為に不可欠ながら、あまり知られていない引き込み、紋栓について。
なじみのない概念を理解してもらうのは結構大変です。
キーワード
引込図・紋栓図・組織図、順どおし


24

DAY07 11:10-11:45 ジャカード織について ~演習
ジャカード織の基本を学ぶため、ジャカード織のデータを作る実習を行いました。
キーワード
ジャカード織、色まとめ、領域と組織


25

DAY08 09:45-10:45 ジャカード織について
ジャカード織のデータには何が含まれているか?どんな点に注意する必要があるか?
経糸緯糸の密度の違いによる「杼割」が重要であることなどを学びます。
キーワード
JQデータ(紋データ、紋紙、CGS)、
紋紙の穴、緯糸1本分の柄と付属データ(耳・杼替・STOP・丁目)、
杼割、密度とタテヨコ比引込図・紋栓図・組織図、順通し、引きこみ順の違いによる組織の変化、タテ960本が都合よい理由


26

DAY08 10:45-11:45 ジャカード織について(メートルとは)
ジャカード実習では3丁織物を作ります。多丁杼織物に不可欠な、メートル表の概念について学びました。
キーワード
3丁織=3階建て構造、経糸の上下での見え方、メートル表


27

DAY09 09:45-10:15 ジャカード織について
ネクタイの水玉模様などで代表的な「胴」を入れる意味とその仕組み、巻き取りストップの必要性を学びました。
キーワード
柄とメートル、STOPと密度、胴を入れる、二重ビーム


28

DAY09 11:15-11:30 紗、呂、羅
研修の最後に、様々な織り方の応用編を概観するコーナーを設けました。文字としては女性の名前などでよく見る「紗」についてです。
キーワード
紗織り(仕組みと製法と用途)、呂・羅


29

DAY09 11:30-11:45 いろいろな織物
研修の最後は、パイル、ベルベットなど、織り+アルファで生まれる様々な織物をざっと紹介しました。
キーワード
カットジャカード・ベルベット・コーデュロイ


以上、ホワイトボードを使った研修9日分をご紹介しました。
実際には、このほかに
・品質管理について
・染色実習
・産地の歴史と現在について
・相互工場見学
の4日間を加えて、13日間の研修を行いました。

また、ホワイトボードには書かれていませんが、腰機による手織りの体験、検撚体験、織物組織分解体験など、実習も行っています。

全体的に見ると、織物製造のさまざまな要素のうち、「織り」についてが多いものになっていることが振り返ってみてわかりました。
研修を受講される方からのリクエストがありましたら、他の部分も盛り込んでいきたいと思います。

次回の研修は、4月中旬からの予定です。受講生のみなさん、お楽しみに。


(五十嵐)



2018年11月1日木曜日

タテの糸とヨコの糸

中島みゆきさんの歌にもあるように、
織物はタテの糸とヨコの糸でできています。

今回のシケンジョテキは、タテヨコのバランスについて
取り上げてみたいと思います。


タテヨコ の漢字は 横 or 緯 ?


まず漢字の表記ですが、織物のコミュニティでは
縦糸横糸 ではなく、 経糸緯糸 と書くのが一般的です。

」(けいい)という単語を、いろいろな辞書で調べてみると、
織物のたて糸、よこ糸のことである、と記載されています。
地図の経度緯度も、織物の経糸緯糸の方が元になっているそうです。
シケンジョテキでも、漢字で書くときは経糸緯糸で統一しています。



タテヨコ のバランス


今回のシケンジョ的のテーマは、生地の中に経糸緯糸
それぞれどのくらい含まれているか?というバランスです。
この意味での経糸緯糸のバランスは
それぞれの糸の太さ密度で決められます。

例えば、下の図の 
では、経糸緯糸
それぞれ太さ密度が同じなので、バランスは1:1です。

一方、bでは、太さ密度の組み合わせは違いますが、
最終的に生地に占める両者のバランスは1:1になっています。

織物では、例外もたくさんありますが、
太い糸は密度を低く細い糸は密度を高くすることで、
経糸緯糸のバランスが保たれているといわれます。


向き以外同じ生地。あなたが工場長だったらどっちで織る?


次の aは、同じものを90度回転させたもので、
向き以外は全く同じです。
あなたが織物工場の責任者だったら、太い黄色(本数少ない)と細い青(本数多い)、
どっちを経糸にして織りますか?
工場の生産性を考えると、 b 細い青(本数多い)を経糸にするのが正解です。

ではなぜ 太い黄色ではななく 細い青経糸にした方が良いのか?

それは、織るというのは、緯糸を1本ずつ織りこむ作業なので、
織機の回転数工場の生産性であり、すなわち
「同じ生地なら緯糸本数が少ない方が早くたくさん織れる」からです。

同じ織機で織れば、ba の倍の速度で織り上がります。
単純計算で月々の売り上げも倍になるので、
工場の経営者の立場で考えれば、どうしても b を選びたいところです。

そういうわけで、織物は一般に
経糸=細くて密度が高い 緯糸が=太くて密度が低い
という原則があります。

逆に言うと、あえて緯糸の密度が高い生地を作っている工場があるとしたら、
それは何か訳があって、生産性を犠牲にしてまで、
よっぽど良い生地を作りたいんだな
思ってもらえれば良いかと思います。


ビッグデータでみる経糸緯糸のバランス


それでは今回のメインメニューです。
実際の織物の経糸緯糸のバランスは、どうなっているのでしょうか?

ビッグデータというのは言い過ぎかもしれませんが、
シケンジョで過去に調べたことのある織物のデータをもとに、
経糸緯糸のバランスをグラフにしてみました。

上のグラフは、糸の太さだけの比較です。
ほとんどの点が、1:1を示す45度の線よりも上にあります。
これは多くの織物で、糸の太さが 経糸 < 緯糸 であることを示しています。


下のグラフは、経糸緯糸が、それぞれ生地1㎡に何グラム含まれているか、
のバランスを表しています。

このグラフでは逆に、1:1を示す45度の線よりも下
点の密集したところがあることが分かります。

ばらつきも広いので一概には言えませんが、
生地に含まれる糸の重量は、経糸 > 緯糸 が好まれる傾向が
あることがわかります。

ちなみにプロットされたAMは、代表的な品目別のスペックの例を示しています。
必ずしもそれぞれの平均値ではありませんので、ご参考まで。

このグラフには、ヤマナシ産地で作っている織物の集合としての
特徴が表されているのだと思います。

様々な種類の織物を作る産地でそれぞれのグラフを作ったとしたら、
どのような点の分布になるのか?

こんな観点で織物を考えてみるのも面白いのではないでしょうか?


(五十嵐)

2018年8月6日月曜日

10年目の発会式~フジヤマテキスタイルプロジェクト

8月3日(金)、シケンジョの研究開発支援棟で、
今年10周年を迎える「フジヤマテキスタイルプロジェクト」の
発会式が開催されました。


※このプロジェクトについては、
こちらの記事をご覧ください。



第一部のセレモニーでは、富士吉田市、西桂町、富士吉田商工会議所及び富士吉田織物協同組合を代表する来賓から祝辞をいただき、




ハタヤさんと学生からあいさつがあり、そしてプロジェクトを10年間、監修し率いてきた、鈴木マサルさん(東京造形大学 教授/テキスタイルデザイナー)からのお言葉がありました。



「思えば10年ちょっと前、この産地に来たときは、みんな暗かったねー!(笑)」

笑いを交えながら、産地の雰囲気が10年間で大きく変わり、
生き生きとしたにぎやかな様子に変貌してきたこと、
その原動力として続けられてきたこのプロジェクトのあゆみが、
しみじみと思い返されるようなスピーチでした。

そして、プロジェクトが始まったころ、産地を盛り上げようと大活躍していた
富士吉田織物協同組合の天野開発部長、人呼んで織協の「天野っち」の話題が出ました。
当時の天野さんが、今の状況を見たらどんなに喜んだろうか、と。
10周年を見ることなく、すでに他界されている天野さん。
天野さんは10数年前、鈴木マサルさんとハタヤの若手後継者たちを結びつけ、
「暗かった」産地を変えようと、ハッパをかける存在でした。
天野さんがいなかったら、もしかしたらこのプロジェクトも生まれず、
産地の姿はまったく違ったものになっていたかもしれません。

そして誕生したこのプロジェクトは、鈴木マサルさん監修のもと、
若手デザイナーが産地へ移住したり、新しい商品ブランドが生まれたりと、
さまざまな形で産地に影響を与えて行くこととなりました。

その影響力については、下の記事に詳しくまとまっているので、ぜひご覧ください。
ハタオリマチのハタ印 「山梨ハタオリ産地の関係性を一挙大公開!」

第2部は、学生のアイデアや進捗についてのプレゼンテーション。
9社対9人の組み合わせからどんな作品が生み出されようとしているのでしょうか?

メンバー同士は5月17日の顔合わせから約2か月半を過ごしているので、
中間発表的な側面も含めて、プレゼンテーションが行われました。



[ 鈴木龍之介さん × (有)田辺織物さん ]

すし職人のいでたちでトップバッターに立った鈴木さんは、コラボ2年目。
1年目に提案した、お寿司をイメージした名刺入れを発展させるプレゼンでした。


この恒例のプレゼンテーションは、公開講評会でもあります。
鈴木マサルさんと、コラボ一期生の高須賀活良君(元シケンジョ臨時職員 上の写真右)が
愛のこもった鋭いコメントで発表者のプレゼン内容にアドバイスを加えてゆきます。

学生たちは、講評を受ける鈴木龍之介さんの姿をみて、ますます緊張を高めている様子です。

[ 片岡美央さん × 光織物(有)さん ]

コラボ2年目の片岡さんは、タイルをイメージした色、質感、デザインの生地を提案。「タイル」と「テキスタイル」の相性はなかなかよさそうです。







[ 工藤麻衣さん × WATANABE TEXTILEさん ]

工藤麻衣さんも2年目。ハタヤさんをイメージした図案のスクリーンプリントと、ハタヤさんが織った生地にハタヤさんと協同で柄を付ける、新しいコラボの提案。



[ 一松 岳さん × (株)オヤマダさん ]

一松さんは、海のイメージから生まれたボーダー柄のオーガンジーで、縞柄が透けて見えるバッグを作る提案。





[ 八代真帆さん × 武藤(株)さん ]


八代さんは武藤(株)さんとの2年目。細番手のモノトーンだった一年目から、太番手のカラーへの発展を提案。


[ 平沢健太さん × 舟久保織物さん ]

今回最も会場を沸かせたのが、平沢さん。伝統的なほぐし織の絵柄をグラフィティで塗りつぶすデザインを提案しました。しかし会場を盛り上げたのはデザインそのものよりも…

即興でラップミュージックを披露する、平沢さんのフリースタイルラップ!!






平沢さんは「こんなに明るいところで…」と恥ずかしそうに困惑しながらも、会場をしっかり温めてくれました。


 
[ 藤川稔也さん × (株)槙田商店さん ]

藤川さんが提案するのは、生地の取り方でデザインが様々に変化する傘生地のデザイン。
藤川さんと槙田商店さんの打ち合わせには同席させてもらいました。
ここに来るまで
どんな試行錯誤があったかを見ているので、応援したくなります。






[ 松本夏海さん × 渡辺明彦織物さん 

トリを務める松本さんは、「ひっぱり」と呼ばれる残糸を使った即興性のある縞柄。





富士吉田商工会議所の堀内光一郎会頭(上の写真)は、発会式のセレモニーは所用のため欠席されていたのですが、学生によるプレゼンのためにわざわざ後から駆けつけてくれました。
堀内会頭をはじめ、たくさんの地域の人達がこのプロジェクトに期待し、応援していることが実感できました。

10月6、7日に開催されるハタオリマチフェスティバルでは、
この発会式でプレゼンされたデザインが完成し、展示会の開催が予定されています。

また、このプロジェクトの10周年を記念する特別展やイベントも計画中とか。

これから生み出される作品も楽しみですが、ハタフェスでのイベントも大いに期待できそうです。


(五十嵐)