2024年12月16日月曜日

『民具マンスリー』に「文学の中の甲斐絹」が掲載されました

シケンジョテキで連載している「文学の中の甲斐絹」シリーズを要約した論文が、このたび会員制月刊誌、『民具マンスリー』第57巻9号掲載されました!


『民具マンスリー』は、発行者である神奈川大学 日本常民文化研究所公式サイトによると、1968年に創刊された「民具を中心とする物質文化研究をテーマとする雑誌の中では最も古い歴史」を持つ研究誌で、「民具の基礎的な研究の確立と共に、研究者相互の連絡、提携、情報交換等」を目的としています。

このような歴史ある研究誌に、シケンジョテキを登場させていただき、大変光栄です。

ところで「民具」って何なのか、『民具マンスリー』はどんな対象の研究を扱うものなのか?という疑問が浮かぶと思います。

そこで、過去に『民具マンスリー』に掲載された論文タイトルを並べてみました。これを見ると、なんとなくその答えがお分かりになるのではないでしょうか。

七夕人形、椰子文化、履物の緒と鼻緒、豆挿し具、八王子の水車、ワラグツ、アンギンとモジ網、木綿以前の衣料、奥多摩の木馬、イタチ罠、マタバシゴ瞥見、宮崎の大鋸、チャリンコの舟霊、トラバサミ猟、風葬と厨子甕、葛餅製造具、矢立の歴史、漁船と船霊、綿打ち弓

どれも興味深いタイトルですが、この一つに今回、『文学の中の甲斐絹』が加わったという訳です。

『民具マンスリー』興味のある方は、神奈川大学 日本常民文化研究所公式サイトに過去掲載論文目次のデータベースや、入会方法、民具マンスリーの入手方法などがありますので、そちらからご覧ください。

また歴史民俗博物館のようなところには蔵書があるかも知れませんので、閲覧希望の方はお近くの施設に問い合わせてみるのも良いでしょう。

もちろんシケンジョにも「文学の中の甲斐絹」が掲載された最新号がありますので、お近くの方はぜひお声掛けください!


(五十嵐)