2013年9月11日水曜日

糸の富士山~撚り付け~

ヤマナシハタオリトラベルー渋谷ヒカリエ5F Craft Bureau 10:00-21:00、9/11(水)まで出展中です。

白色と水色の三角形を見ると・・・


*************以下、撚り付けの様子*************

糸も富士山に見えてきます。

新しいビーム(たて糸の巻物)が届いたので、前回のたて糸と繋ぐ作業をしました。



水色が染み込んでいるのではなく、白色・水色・白色・水色・・・・と糸が並んでいます。




新しいビームは100kg超。

設計通りの3色ヤスラ(ヤスラ:先染めした色の異なる糸が交互に配列していることを示す言葉)、白黒2色ヤスラ、黒色、白色になっています。

黒色のたて糸は主に高精細織物の陰影として使うことが多いです。



紙テープは「あや」とよばれ交互に挟まっています。

これがないと糸が切れた時に、その糸の位置がわからなくなるため、あやがないと織物が作れません。

左が前回のたて糸、右側が新しいたて糸になります。

結び目が見えます。

この繋いだ部分を奥へ進めていきます。


ピンドロッパ(糸が切れた時に下がり、電流値の変化で織機が停止する)を通過するところ。

テンションを調節しながら・・・・。

結び目を通していきます。






この次はリード(オサと呼ばれるスリット)を通します。


完了!。








ついでにレノと呼ばれる織物の両サイド部分を作るタイミング調整方法を教えていただきました。


(上垣)