逆にアナログなものに魅力を感じる人は多いようで、
スマホなどではアナログ時代のモチーフが液晶画面によく再現されています。
しかし、織物の現場ではそんなバーチャルなものではなく、リアルなアナログ計器たちが
現役バリバリで活躍しています。
そこで、今回はシケンジョにある愛すべきアナログメーターたちをご紹介しましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEheLUPcLArkacWhBWfYDjzSW100MOZqOON6OFTeLwuqSL-f5Tu6-71uSLB23qUHXVpN7xbBh-s1-mw15PxHDCUOn0K1lzalqVG_WDxFu-VzZ51iCLO9zHYmYklI0IZndUmmLWcGBOAnSA/s640/s-DSC_6142.jpg)
こちらはボイラーの圧力計。くるっと巻いた下半身が魅力的です。
染色機の温度表示。読み取り面が曲面になっています。機構上、奥行きが必要となる贅沢な作りです。
これはカセ染色機の圧力ゲージ。
「垂直視定」と書いてあるのは
壁に垂直に固定しなくてはならないという意味のはずです…。
壁に垂直に固定しなくてはならないという意味のはずです…。
カセ染色機の圧力計。
どことなく凛々しいいでたち。
単位も国際単位系(SI)のMPaになっているので、比較的新しいものですね。
どことなく凛々しいいでたち。
単位も国際単位系(SI)のMPaになっているので、比較的新しいものですね。
そして次は変り種。
アナログの温度プログラムです。
この、へんな形をした金属の板。
これは、染色機の温度が時間とともにどう上下すべきかをカタチに記録した、
これは、染色機の温度が時間とともにどう上下すべきかをカタチに記録した、
超アナログな情報記録媒体です。
折れ線グラフを円周に丸めたようなもので、
これが回転していくと、上部についた読み取り装置で指定された温度を
これが回転していくと、上部についた読み取り装置で指定された温度を
機械が読み取るようになっています。
染色工程のレシピによって、このディスクを使い分けます。
これは液流染色機の温度制御装置。
こちらでは、温度勾配がディスク式ではなく、ドラム式で記録されています。
織物産地で脈々と息づくアナログメーターの世界。
いかがでしたでしょうか。
生産現場に隠された魅力をお伝えするシリーズ、
またの機会をお楽しみに!
(五十嵐)