この事業は、機屋のブランディングを目的としており、機屋から発信することで出来る、新しいサービスを提案していきます。
まずはヒヤリングを行い、ブランディングの方向性とアクションプランを話し合いました。
舟久保織物とのミーティング。
舟久保織物が得意とするほぐし織りの技術を中心としたブランディングを企画。
ほぐし織りとは、たて糸だけに柄を染めて織ることで、独自の深みと色合いのある絵柄が表現できる、伝統的な技法です。ほぐし織りで傘生地を作る機屋さんは、日本でも山梨にしかありません。このほぐし織りの魅力を知ってもらうための方法を中心に打ち合わをしてきました。
光織物有限会社とのミーティング。
掛軸の生地などを織っている(有)光織物でのミーティングは、スタッフを含めたブレインストーミング。面白い案が沢山生まれてきました。今後はそれらを整理し、戦略を立て、事業化に向かいます。
有限会社テンジンとのミーティング。
(有)テンジンはリネン素材の織物を得意とし、自社でのブランドにもファンが沢山ついている会社です。そのブランド力をさらに伸ばすために必要な情報の取捨選択を話し合いました。
この他、株式会社槙田商店、織物企業6社のグループによる阿吽蜻蛉ブランドから事業参加の応募がありました。今後、シケンジョでは応募企業を中心に、産業全体のブランド力向上を目指して客員研究員の鈴木淳氏と一緒に支援を行っていく予定です。
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舟久保織物の工場前にある田んぼにて。コシヒカリとカマキリ。
郡内産地では、機を織りながら、農業に携わる方も少なくありません。
江戸時代のころの「半農半機」といわれるライフスタイルがまだ残っているのかもしれません。
のんびりとしていて気持ちの良い風景に囲まれた織物産地です。
(高須賀)
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