2016年5月12日木曜日

トレンドと暮らし、テキスタイル。 (セミナーレポート)

トレンドと暮らし、テキスタイル」という名の勉強会を平成28年4月26日(火)に開催しました。



○日程 4月26日(火) 13:30~15:30 

○テーマ 「トレンドと暮らし、テキスタイル」

「私たちの暮らしやものづくりがどんな風に世界とつながり、変化していこうとしているのか?
表面的な色やカタチではなく、ものづくりを取り巻く広い世界の流れを把握する手段としてトレンドを学ぶことが、これからの産地には求められています。そして、世界の一流ブランドがどんな風にトレンド情報を活用しているかを知ることも、テキスタイル産地にとっては重要です。世界的なトレンド情報会社のひとつトレンドユニオン社では、トレンド情報がどのように作られ、そしてどのような企業・ブランドに伝わり、どのように使われているのか?そんな具体的な事例をとおして、テキスタイル産地に向けたトレンドを考えるための勉強会を開催します。」

○講師 家安 香 客員研究員



ヤマナシ織物産地の機屋さんだけでなく、遠方からの参加者も参加し

充実した内容の勉強会となりました。

今回のシケンジョテキでは、そのエッセンスを少しだけご紹介します。



このセミナーでまず示されたのは、デザインの定義でした。


 design = meaning,  new experience,  exploring possibilities


 デザインとは絵柄ではなく、

  ものや行動に意味を与え、

   新しい経験を生み出し、
 
    これからの可能性を作るもの 



会場に集まったのは、テキスタイルデザイナーだけでなく、

営業、生産管理、職人、経営者など、さまざまな立場の方々。

まさに、今回の参加者の方々は、

このデザインの定義からすると、「デザイナー」です。





では、デザイナーに求められる資質とは、なんでしょうか?

そこで登場したのが、次の3つでした。




1; personal & original perspective


   個人的で自分のオリジンに根ざした視点

    私は誰なのか?

    どういう生き方をしてきて、何を美しいと感じ、何を大切だと感じ、

    何をよくないものだと嫌い、何を叶えたいと願い、

    何を伝えたいと思い、

    どんな未来にどのように関わりたいか?


まず一つ目。「個人的」、「自分のオリジン」、という言葉は、

意外に思えてしまうものかもしれません。

というのも、一般的な「トレンド」をテーマにした勉強会の中で耳にする

「世界のトレンド」 、「マーケットのニーズ」というのは


自分の外にあるもの、というイメージが一般的であるように思えるからです。

そうではなく、

「自分」、あるいは「わが社」が、いったい何者で、何を目指す存在なのか

ということが、トレンド情報や、ものづくり以前に

まず考えなければならない、ということでした。



2; hunting skill of new movement and tendency


   新しい変化や動向を見つけて考える力

    世界は刻々と変化しています。


    自分の視点で何を、どんな変化をキャッチしていますか?


二つ目。

「トレンド情報」は、世界のどこかから届くものではなく、

まず自分自身で、自分の視点で見つけ、考えようとすることが

大切だということでした。

しかもそれは狭義の「デザイナー」にとってだけでなく、

ものづくりに関わる誰にとってもですね。



3; love toward better tomorrow


   より良い明日への惜しみない愛

    そしてデザイナーには自分が作り出すものがより良い未来のかけらとなり、


    人と人がよりよくつながり、ものと人の幸せなストーリーが生まれ、

    自然と人間が発展的につながるという美しい明日を作るのだという思いと

    それに愛を持って従事する心が必要です。


いちばん意外で、新鮮なのがこの三つ目だったかも知れません。

でも、考えてみるとデザイナーや、ものづくりに関わる人には

最も大事なことかもしれないと、しみじみと感じられました。

喜んでくれる人の顔を思い浮かべてものづくりをすることは、

言い換えれば、明日への愛なのかもしれません。




上に挙げた3つは、どれもが自分のことを知り、自分を掘り下げなければ

得られないことだと思います。



このあとで家安客員研究員が語ってくれたのは、

オランダ留学時代、アイントホーフェンというデザイン学校の授業での経験談でした。


「水」をテーマにしてデザインする、

という課題を行う中で、教官が何度も生徒に問いかけ続けたのは、

「お前にとって水とは何だ?」 

ということだったそうです。


自分の経験や、自分にとっての意味を考えずに

「水」という客観的なイメージをキーワードにしても、教官は認めてくれません。

そこで家安客員研究員は、教官に問われるままに自らの記憶をひもといていって、

幼少時の水遊びの楽しさや、神淡路大震災で体験した水が得られないことへの恐怖など、

自分と水との関わりを掘り下げていき、最終的に

水というのは「心から好きで、でも同時に怖いもの」だった、

という自分の奥深くにあった相反する水へのイメージを見つけることができたそうです。

それを教官に告げると、「それが、お前がデザインすべき水なんだ」、

と言われ、それに形を与えるよう指導されたということでした。



会場の参加者の方々も、「自分」の視点を持つことの大切さを

理解できたのではないでしょうか。




参加者の方々は、その他さまざまな観点からデザインすること、

トレンドの意味やその活用方法を学んだあとで、

トレンドユニオン社が発行するトレンドブックを手に取りながら、

それぞれが手掛けるデザインやものづくりに思いを馳せていました。





好評だった勉強会は、「ものづくり人材育成研修」という名称で年2回開催されています。

第2回目は夏に開催予定で、「企画する」をテーマにした実習も計画しています。

ぜひお越しください!






(五十嵐)

2016年5月10日火曜日

『ハタオリのうたがきこえる』 ~LOOM発行記念イベントレポート~

今年3月10日、『ハタオリのうたがきこえる」と題したイベントを

甲府市にあるコミュニティスペース、「文化のるつぼ へちま」で開催しました。



このイベントは、シケンジョ発行のフリーペーパー『 LOOM 』の発刊を記念して企画したものです。

イベントの内容は、LOOMで紹介したハタヤさんや織物の道具を紹介する展示と、

織物をテーマにした
音楽会です。


織物と音楽というと、意外に思われるかもしれませんが、

織機の動く音の心地よいリズムは、音楽的といって差し支えないでしょう。

またその昔、ハタオリをする娘さんたちは「ハタオリ唄」を歌いながら機を織ったといわれていて
織物と音楽のあいだには、じつは深い縁があるのです。


とはいうものの、きっと織物と音楽というテーマで音楽会が開かれたのは、

甲府では初めてのことではないでしょうか?


演奏の始まる少し前、会場「へちま」には大勢の観客の方々が集まりました。

中には、LOOMに登場するハタヤさんの姿もちらほら。



3階の「へちまSTUDIO」で演奏が始まる前には、

LOOMの企画・編集・デザインを手掛けたBEEK DESIGNの土屋 誠さんと

シケンジョの五十嵐とでLOOMの生まれた背景などを語るトークショーを開催しました。



土屋さんのブログにも、このイベントのことがレポートされています。

ぜひご覧ください。 (この投稿での写真のうちいくつかは、そこからお借りしています)


LOOMで取材したハタヤさんの代表として、(有)渡小織物の渡辺太郎さんのトークも。













そして、いよいよ音楽会。

演奏してくれたのは、

田辺 玄さん(ギター&ボーカル)森ゆにさん(オルガン&ボーカル)のお二人です。


Photo by BEEK DESIGN
お二人は甲府在住ですが、全国規模で活躍される実力派ミュージシャン。

演奏がはじまると、会場の空気が入れ替わったように雰囲気が一変。

客席のだれもが二人の演奏に吸い込まれていきます。



アコースティックギターの音、足踏みオルガンの音。

そして森ゆにさんの透きとおるような歌声が、会場をしずかに満たしていきました。

Photo by BEEK DESIGN

田辺 玄 / Gen Tanabe(WATER WATER CAMEL)   (ギター)

Guitar . Sound design . Rec&Mix 
好きな音は遠くで聴こえる生活音。WATER WATER CAMELのひとり。
国立音楽大学音楽デザイン学科で音との色々な向き合い方を知る。2006年、自主レーベル"Gondwana label"を立ち上げる。全国各地を飛び回りながら、カフェやギャラリー、お寺や廃校、植物園やプラネタリウムなど、多様なスペースで音を響かせている。またギタリストやレコーディングエンジニアとしての活動や、CM、WEB、展示空間のサウンドデザイン等、音を媒体にさまざまな人や場とのコラボレーションを展開している。 (公式ブログ http://genwwc.blogspot.jp/ より)

Photo by BEEK DESIGN
森 ゆに / Mori, Yuni   (ボーカル、ピアノ)

山梨県在住。神奈川県出身。シンガーソングライター、ピアニスト。

クラシックや賛美歌をルーツにした弾き語りによるアルバム「夏は来る」「夜をくぐる」に続き、新作「祝いのうた」を2015年6月に発表。
(公式サイト http://moriyuni.blog94.fc2.com/ より)

Photo by BEEK DESIGN
「ハタオリのうたがきこえる」というタイトルどおり

ハタオリと音楽が出会った音楽会。

この会場で初めて演奏された、ハタオリをテーマに選ばれた曲もいくつかありました。



そのひとつは、かつてヤマナシ産地で女工さんたちが唄いながら機を織ったという

「都留のはたおり唄」をアレンジした曲。

民謡としてしられた原曲が、童謡のようにやさしい印象に生まれ変わっていました。



そして織物工場で録音されたという

シャットル織機のリズムをバックに響かせながら始まったのは、

「LOOM」と名付けられたオリジナル曲。

織機の音が、作り手の様々な想いを乗せ、長い時をこえて

人々の暮らしとともにハタオリの街に変わらず響き続けている......



胸に迫る美しい曲でした。


この曲のための録音につかわれたシャットル織機でふだん生地を織っている機屋さんも会場に。

どんな気持ちでこの曲を聴いていたのでしょうか。

Photo by BEEK DESIGN



さらに土屋 誠さん、写真家の砺波周平さんの写した

織物工場や富士吉田、西桂の街並みの映像をバックに

二人の音が即興で重ねられていきます。

即興の音楽は次第にオリジナル曲「LOOM」に戻ります。


二人の歌と演奏がふたたびメロディーを奏でてから、ハタオリのリズムでエンディングへ

シャットル織機のカッシャン、カッシャン、という音とともに
音楽会は幕をとじるのでした。




Photo by BEEK DESIGN
生演奏を聴く機会は、少なくないのですが、

胸が一杯になり、言葉が出てこない経験を、久しぶりに味わいました。



来場者の方からも、
「素晴らしいイベントだった」、「特別な夜だった」とたくさんの感動の声が寄せられました


でも、この日の歌がいちばん胸に響いていたのは、

会場のハタヤさんたちだったのではないでしょうか。





Photo by BEEK DESIGN

イベント「ハタオリのうたがきこえる」では、3月10日の音楽会の前後、

「文化のるつぼ へちま」の1FでLOOMをテーマにした織物展示も開催しました。


Photo by BEEK DESIGN



Photo by BEEK DESIGN
カセットテープには、織機の音が録音されています。

音楽会でリズムを響かせていたのと同じ織機の音を聴いてもらえるコーナーです。



Photo by BEEK DESIGN
 写真パネルは、LOOMで取材した若いハタヤさんたち。


Photo by BEEK DESIGN

Photo by BEEK DESIGN



Photo by BEEK DESIGN
Photo by BEEK DESIGN

 会場の天井には、シルクのオーガンジーと、ジャカード織機に使われる紋紙のアーチ。



 「ハタオリのうたがきこえる」。

 甲府の街に、織機の音が響いた一週間でした。




(五十嵐)

2016年4月27日水曜日

LOOMを持って旅に出よう!



「LOOMを持って旅に出よう」という名前のバスツアーを開催します。 

LOOMは2016年2月、山梨県富士工業技術センターがリリースしたフリーペーパー。

富士山の裾野に広がる知る人ぞ知るヤマナシ産地を、より広く知ってもらい、多くの人に訪れてほしいという願いから生まれました。

今回のバスツアーは、LOOMに掲載された工場・人・風景を中心に、ヤマナシ産地の魅力を満喫できるスペシャルプラン。
都心から90分のハタオリの街へ、生地・商品を探す旅に出かけましょう!


日程

  平成28年 6月7日(火)   

   9:00 新宿駅西口集合、出発
 10:30 工場・企業訪問
 12:30 昼食(市内うどん店)
 13:30 工場・企業訪問
 17:30 情報交換会・夕食
 19:15 新宿へ  21:00新宿着
  ※訪問先[(有)羽田忠織物、(有)テンジン、光織物(有)、(有)渡小織物 ]

  ※情報交換会は山梨県絹人繊織物工業組合主催により実施。

  ※訪問先・訪問時間は都合により予告なく変更される可能性があります。


実施主体
 主 催 : 富士工業技術センター
 協 力 : 山梨県絹人繊織物工業組合


定員  15名

※基本的に産地企業の取引対象となり得る業界関係者及び出版・報道関係者等とさせていただきます。

※先着受付

※昼食・情報交換会実費負担 4,000円程度



受付開始  平成28年 5月1日(日) 12:00(正午)より 【先着順】

 ※5月1日(日) 12:00(正午)以降の応募を受け付けとさせていただきます。


参加申込  こちらの応募フォームにアクセスし必要事項を入力してください。



お問い合わせ
 山梨県富士工業技術センター 繊維部技術支援科(五十嵐、秋本)
 TEL.0555-22-2100  FAX.0555-23-6671
 fj-seni@pref.yamanashi.lg.jp


※以下、LOOMに掲載されたヤマナシハタオリ産地の写真です。


 











。 
 








(五十嵐)

2016年2月24日水曜日

LOOM発行記念イベント「ハタオリのうたがきこえる」 開催します!

★LOOM刊行記念イベント「ハタオリのうたがきこえる。」は、お申し込みが定員に達したため、受付を締切りました。
お申し込みいただいた皆さま、ありがとうございます!当日をお楽しみに!

ヤマナシ織物産地の人や暮らしをつたえる
フリーペーパー「LOOM」の 刊行を記念するイベントを開催します。

 富士北麓のハタオリの街では、
むかしから娘さんたちがハタオリ歌を口ずさみ、 
往来には織機の音が響く「音の風景」が生活とともにありました。 

時代とともに織機のリズムはスピードを増し、 
ハタオリの街は大きく変わりましたが、
 いまでも路地を歩けば、ハタオリの音がきこえてきます。 

「ハタオリのうたがきこえる」は、 
産地のハタヤさんと出会い、生地、商品に触れながら
ハタオリをテーマにした極上の音楽とともに、
その魅力を知ってもらうためのイベントです。


日 時  平成28年3月10日(木) 19:00~21:00

場 所  文化のるつぼ へちま  甲府市中央2-13-20 tel. 055-236-5651

主 催  LOOM編集部(シケンジョテキ×BEEK) 
※シケンジョテキ= 山梨県富士工業技術センター   BEEK= BEEK DESIGN

内 容  ・LOOM発刊トーク(LOOM編集部、ハタヤさんのトークショー)
  ・ヤマナシ産地の生地や商品の展示
  ・ハタオリをテーマにした音楽会
衣装にヤマナシ産地の生地・商品を使用。ハタオリの音や工場の風景をイメージした即興演奏
などを行います。

参 加  先着40名 完全予約制・参加費無料(ドリンク・軽食は会場にて実費負担)

申 込  お申し込みはメールにてお願いします。 →定員に達したため締切りました。

 ・ 受付開始  2月24日18:00~(メール先着順) 

 ・ 受付アドレス  loom4203@gmail.com

 ・ メール記載事項 ●氏名 ●電話番号 ●ヤマナシ産地、LOOMへの一言

 ・ 締切りとなった際には、ブログ「シケンジョテキ」及びBEEK Facebookにてその旨掲示します。

 ・ 受付の可否は締切終了後にお申し込みいただいた方へ個別にご連絡いたします。

 ・ お申込みの際に頂く個人情報は当イベント開催目的のみに使用し、終了後消去します。


演 奏

田辺 玄 / Gen Tanabe(WATER WATER CAMEL)   (ギター)

Guitar . Sound design . Rec&Mix 
好きな音は遠くで聴こえる生活音。WATER WATER CAMELのひとり。
国立音楽大学音楽デザイン学科で音との色々な向き合い方を知る。2006年、自主レーベル"Gondwana label"を立ち上げる。全国各地を飛び回りながら、カフェやギャラリー、お寺や廃校、植物園やプラネタリウムなど、多様なスペースで音を響かせている。またギタリストやレコーディングエンジニアとしての活動や、CM、WEB、展示空間のサウンドデザイン等、音を媒体にさまざまな人や場とのコラボレーションを展開している。
(公式ブログ http://genwwc.blogspot.jp/ より)


森 ゆに / Mori, Yuni   (ボーカル、ピアノ)

山梨県在住。神奈川県出身。シンガーソングライター、ピアニスト。

クラシックや賛美歌をルーツにした弾き語りによるアルバム
「夏は来る」「夜をくぐる」に続き、新作「祝いのうた」を2015年6月に発表。

(公式サイト http://moriyuni.blog94.fc2.com/ より)

お問い合わせ  山梨県富士工業技術センター  繊維部 技術支援科 五十嵐

              Tel.0555-22-2100(代) FAX.0555-23-6671  kougyo-fj@pref.yamanashi.lg.jp


※LOOM刊行記念イベント「ハタオリのうたがきこえる。」は、お申し込みが定員に達したため、受付を締切りました。お申し込みいただいた皆さま、ありがとうございました!










(五十嵐)

2016年2月9日火曜日

シケンジョ発のフリーペーパー『LOOM』をリリースします!

 

シケンジョでは、このたびヤマナシ織物産地の魅力を発信するためのフリーペーパー、
『LOOM(ルーム)を、発行することとなりました。


ここ数年、「ヤマナシハタオリトラベル」など、
職人が産地の外へ出て発信する活動が始まり、
職人同士が互いにシンクロするかのようにファクトリーブランドが生まれ育っているヤマナシ織物産地。
しかし、まだまだ知名度が高くないのが現状です。

そこで、富士工業技術センターでは、
産地の未来を背負う後継者たち、
産地に飛び込んでものづくりをする若者たちにスポットを当て、
産地の“時代(いま)”の姿をとおして
ヤマナシ産地の魅力を広く伝えるため、フリーペーパー『LOOM』を作りました!




上の写真は、LOOMの完成予想図。2月9日(火)現在、印刷中なのでまだ手元には届いていません。


「 シケンジョテキ × BEEK 」 


LOOMの制作は、昨年の夏からスタートしました。

シケンジョからの依頼で企画・取材・編集等などを担いLOOMの生みの親となったのは、
山梨県内でフリーペーパー「BEEK」を発行する
BEEK DESIGNの土屋 誠さん。
BEEK 最新号
「やまなしの人や日々の暮らし、場所、モノを伝えたい」という想いから生まれた
フリーペーパーBEEKと、
「ヤマナシ産地の知られざる魅力を発信したい」というシケンジョが力を合わせ、
誕生したのが、LOOMです。

「シケンジョテキ×BEEK」 によるLOOM、ぜひ手に取ってご覧ください!



*LOOM リリース日

 配布開始は平成28年2月15日(月)の予定です。

 なお定期刊行物ではなく、いまのところ今号のみの発行となります。




*LOOM 設置場所 
 山梨県内外の以下の場所に設置させていただきます。(随時更新します)

 [山梨県外]

 セコリ荘  東京都中央区月島4-5-14

 セコリ荘金沢  石川県金沢市清川町1-5

 台東デザイナーズビレッジ  東京都台東区小島2-9-10

 d47museum / 渋谷ヒカリエ8F  東京都渋谷区渋谷2-21-1

 東京造形大学  東京都八王子市宇津貫町1556
             テキスタイル科準備室/テキスタイル科掲示板/学生生活窓口

 NUNO  東京都港区六本木5-17-1 アクシスビルB1

 文化学園ファッションリソースセンター  東京都渋谷区代々木3-22-1

 文化・ファッションテキスタイル研究所  東京都八王子市北野町582-11

 IID世田谷ものづくり学校 東京都世田谷区池尻2-4-5

 3331ArtsChiyoda 東京都千代田区外神田6-11-14

 手紙舍2nd STORY 東京都調布市菊野台1-17-5

 MADCityGallery 千葉県松戸市本町6-8

 日本民藝館 東京都目黒区駒場4-33-3

 栞日 長野県松本市深志3-7-5

 1166バックパッカーズ 長野県長野市西町1048

 ch.books 長野県長野市南県町1069

 富士の国やまなし館 東京都中央区日本橋2-3-4日本橋プラザビル1F

 モノ・モノ  東京都中野区中野2-12-5メゾン・リラ104

 ONLY FREE PAPER ヒカゴプレイス店  東京都小金井市梶野町5-10-58 コミュニティステーション東小金井内



 [山梨県内]

 山梨県富士工業技術センター(シケンジョ) 富士吉田市下吉田6-16-2
 
 D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS  甲府市北口2-6-10 山日YBS本社2F

 LONGTEMPS  富士吉田市下吉田3-12-54

 hostel & salon SARUYA  富士吉田市下吉田3-6-26

 Cafe Naturalrythm  都留市つる3-5-16


 富士吉田商工会議所  富士吉田市下吉田1643−1

 カフェ ナノ.リウム  富士吉田市上吉田4583-6




 ホテル&レストラン イエスタディ  南都留郡富士河口湖町勝山3739

 富士河口湖観光総合案内所 山梨県南都留郡富士河口湖町船津3641-1

 Q-sta ミルショップ 山梨県富士吉田市 上吉田2-5-1





 ※その他の設置場所は、随時追加し更新いたします。
 ※部数に限りがあるので、無くなり次第配布終了となります。


*LOOM 発行関連イベント

リリース日の2月15日(月)、
東京造形大学テキスタイルデザイン領域の学生と、
ヤマナシ産地の機屋さんのコラボ事業
富士山テキスタイルプロジェクト』の成果を展示する展示会が
東京の六本木AXISビルで開催されます。


初日のオープニングセレモニーの場をお借りして、
LOOMの完成披露トークを開催することとなりました。
お近くの方は、ぜひ六本木AXISビルへお越しください!!



『LOOM』完成披露トーク

日時 2016.年2月15日 18:00~

場所 アクシスギャラリー[シンポジア] 


東京都六本木5-17-1 AXISビルB1 (入場無料・来場自由)



その他、山梨県内で開催するイベントも計画中です。

詳細が決まりましたら、シケンジョテキなどでお知らせいたします。

お楽しみに!


(五十嵐)

2015年12月4日金曜日

シリーズセミナー「織物工場のためのファッション集中講義」開催します!

シケンジョから、セミナー開催のお知らせです!
12月11日(金)から、シリーズセミナー「織物工場のためのファッション集中講義」を開催します!




シケンジョ客員研究員であるトレンドユニオン日本代表、家安香さんのコーディネートにより、
編集、ファッション、セレクトショップ、プロモーションなど、
それぞれの分野で第一線の経験を持つ専門家から学ぶシリーズセミナーです。

産地のテキスタイルや、テキスタイル製品が、エンドユーザーに届くまでに、
どのような考え方で 、ものを作り、伝えていくか?
デザイナーやショップなど、ファッションのリアルな現場に関わるみなさんの「目を知る」ことで、
産地のテキスタイル企画やブランディングの精度を高めることを目的としています。

参加無料です。
産地のみなさま、ぜひぜひご参加ください!

※全6回のシリーズセミナーを予定していますが、現在は、前半2テーマの参加者を募集しています!

「織物工場のためのファッション集中講義」

①「編集者の目を知る―ファッションの流れとブランドの伝え方」
[日時] 平成27年12月11日(金)

[講師] 片岡 朋子 氏

     (文化学園 装苑前編集長/Tokyo 新人デザイナーファッション大賞事務局 ディレクター)
[内容] 
産地とファッションをキーワードに、ファッションの大きな流れ、産地に何が求められているか、
何を伝えることが大切なのかを、編集者の視点をとおして学びます。

参加者のテキスタイルや商品を見ながら、家安客員研究員とともに、ファッション・編集の視点からのディスカッションを予定しています。 

[講師プロフィール]
 

1986年 文化服装学院服装科卒業
1986年 文化出版局入社
2005年5月号から『装苑』副編集長
2008年11月号から『装苑』編集長
2010年 広告部メディア課にて『装苑』の広告担当
2012年9月号から2013年9月まで『装苑』編集長
2014年4月からTokyo 新人デザイナーファッション大賞事務局 ディレクター



② 「ファッションディレクターの目を知る―リアルのファッションの現場から思考プロセスを学ぶワークショップ―」

[日時] (第1回)平成27年12月18日(金) (第2回)平成27年1月22日(金)

[講師] 東谷 太 氏  

     (OFFICE TOYA 代表/ファッションディレクター)
[内容]
プロフェッショナルプランナーやブランドディレクターの目で語る=リアルなファッションの現場でどんなことが行われ、今どんなものが求められているのか?産地がどうあればもっと一緒に戦えるか?ファッションの最前線で戦っている人々の役割や使命を理解し、その思考プロセスを学びます。
特定のブランドやショップのコンセプトを仮定した商品企画の実習を予定しています。

※②は2回連続のワークショップです。両日参加できる方がお申し込みください。

[講師プロフィール] OFFICE TOYA 代表。2014SSよりトゥモローランドの新事業「アストラット(ASTRAET)」のディレクションを手掛ける。
トゥモローランドで「エディション」を立ち上げ、取締役も務めた経験を持つ。ファッションデザイン、ディレクション、企画、セールスまで幅広く手掛け、「ファッションデザイナー」という肩書ではくくりきれないフィールドで活躍している。


[会場]  富士工業技術センター 2階 講堂
[コーディネーター] 家安香 客員研究員



[参加申し込み・問い合わせ先]  
 富士工業技術センター 繊維部技術支援科 五十嵐、秋本
 TEL.0555-22-2101  FAX.0555-23-6671  kougyo-fj@pref.yamanashi.lg.jp

 チラシPDFは、こちら↓からダウンロードしてください。
https://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kougyo-fj/2712/documents/seni_seminar_annai.pdf


みなさまのご参加をお待ちしています!


(秋本)