富士吉田市下吉田界隈を中心にしたハタオリをテーマとした秋祭り
ハタオリマチフェスティバル(通称ハタフェス)が開催されます!
昨年から始まり2年目となるハタフェス、今年は大きくパワーアップして、
たくさんのイベントやワークショップが予定されています!
(昨年のハタフェスの様子は、こちらのシケンジョテキをご覧ください)
下吉田の小室浅間神社、まるさくたなべ、を中心に、下吉田界隈だけでなく、
富士吉田市~西桂町の各ハタヤさんの工場でも、
マーケット、ワークショップ、音楽会、落語会、飲食屋台…と盛りだくさんです。
楽しみなイベントが多すぎて、何から見ていいか分からないほど、まさにフェス!な充実の内容。
全貌は、ハタオリマチフェスティバルのサイトや、Facebookページをご覧ください。
シケンジョテキでは、このブログにもたびたび登場する産地のハタヤさんのイベントを中心に、
シケンジョおすすめの見どころをご紹介してみたいと思います!
事前にお申し込みが必要なイベントもありますので、
それぞれのリンク先をぜひ、チェックしてみてください。
■織物工場を巡るバスツアー(10/7・8 各日4コース・要事前申し込み)
シケンジョの10月6日(金)産地の学校バスツアーは定員に達してしまいましたが、
ハタフェスの中でも、富士吉田市発着の工場を巡るバスツアーが各日4コース開催されます。
定員は少なめだそうなので、お申込みはお早めに!
各コースの詳細、申込先は各日のリンクからご確認ください。
・10/7(土)開催の4コース
http://hatafes.jp/2017/2017/09/22/tour_7/
・10/8(日)開催の4コース
http://hatafes.jp/2017/2017/09/22/tour_8/
■ハタオリマチの生地セレクトショップ「ハタ印 KIJIYA」(10/7・8 @まるさくたなべ3F)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/27/hatajirushi_kijiya/
アパレルブランドやインテリアメーカーの皆さんに向けた流通がメインのため、
一般の方に生地を買っていただける機会はあまりありませんでした。
今回のハタフェスでは、特別に生地の販売会が開催されます。
ハタオリマチの情報を発信するサイト「ハタ印」のチームがセレクトした、
高級シルクや、ドレス生地、カーテンやリネンなど、普段は買えないテキスタイルが集まります。
その場で洋服のオーダーをすることもできるそうです!
ヤマナシ産地の生地で手作りしてみたい方、生地を選んでオーダーしたい方、必見です。
■ハタオリ工場祭(10/7・8 @まるさくたなべ3F、中村会館駐車場)
http://hatafes.jp/2017/market/
昨年のハタオリ工場祭 |
他産地からも、注目のテキスタイル作家さんや
小さな規模で、他にはないものづくりを手がけるブランドが大集合します。
山梨県内からは、スウェーデンから西桂町に移住して手織りの工房を営むテキスタイルデザイナー堀田ふみさんによるAneqdot by Fumi Hotta、
すべての工程を手作業で作り上げるフェルト作家毛房貴子さんによるmomo et associés、
手ぬぐいやストールなど、手仕事の染物を手がける西染物店、
昨年も注目された富士吉田市でコンピューターまですべて自作の織り機でつくる手織り作家rumbe dobby、
富士吉田市に移住してプリントテキスタイルを手がけるtukuwa textile:、
富士吉田市に暮らす杉原悠太さんが「スリランカの子供たちの絵から生まれたテキスタイルデザイン」を発表するスリランカテキスタイルプロジェクト、などが登場。
県外からは、遠く福井県から、細幅織物工場がつくるオリジナルリボンと小物のレピヤンリボン、
愛知県尾州産地から、昨年「また来ます!」と約束してくださっていた、小さな機屋さんと作り上げる布が大注目を集めているterihaeru、
昨年も大人気だった、会津木綿のはらっぱ&ヤンマ産業、などなど
ここではご紹介しきれないほど、
布モノ好き、テキスタイル好きの方必見の出店者が大集合します!
外からのお客様だけでなく、産地で織物に携わる私達にとっても、
新しいテキスタイルを生み出すクリエイターの皆さんから、大きな刺激を得られる楽しみなマーケットです。
■出張「産地の学校」in 富士吉田、トーク(10/7・8、各日①11:00〜 ②13:00〜 ③15:00〜 @中村会館駐車場・当日参加OK)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/01/sanchinogacco/
「産地の学校」は、ファッションキュレーターの宮浦晋哉さんが率いる(株)糸編が繊維産地の活性を目指し、今年開校した週末の学校です。
ハタフェスでは、「出張「産地の学校」in 富士吉田」として、トークショー形式で、
市内の染色屋さんや織機番匠さん、テキスタイルデザイナー等、産地でもお話を伺う機会は少ない、貴重な職人さんが登場予定。
人気のオーダー傘店イイダ傘店店主の飯田純久さんと
織りを手がける舟久保織物さんのトークも予定されています。
テキスタイルはどんな人によって、どう作られているのか??
より深い話を知りたい方、シケンジョテキのマニアックな内容が好き!という方に、
ぜひおすすめのトークイベントです。
・舟久保織物 舟久保勝×イイダ傘店 飯田純久「布を織る人、デザインする人」(10/8sun 15時~ @中村会館駐車場)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/05/talk01/
■各ハタヤさん工場や別会場でのイベント
ここからは、富士吉田市・西桂町のハタヤさんや下吉田界隈で開催される
イベント、ワークショップをいっきにご紹介します!
事前申し込みが必要なものもありますので、
気になるイベントは、ぜひリンク先をチェックしてみてください。
※時間の記載がないイベントは、10時~16時の開催です。
・「Tatsuyasu Watanabe "photograph & textile"」(10/7・8 @ときわ家具店)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/03/tatsuyasu-watanabe/
http://watanabetextile.jp/
写真家でもあり、職人でもある、という新しいヤマナシ産地のハタヤさんを象徴するような存在の渡辺竜康さん。
「写真もテキスタイルも自分のなかでは表現としてつながっている」という竜康さんの、世界観を感じられる写真とテキスタイルの展示会が開催されます。
同会場では、昨年もハタフェスを楽しく盛り上げてくださった、全国を渡り歩く、流しの洋裁人、原田陽子さんも出店。竜康さんと洋裁人のコラボもお楽しみに。
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・「宮下織物 テキスタイル展」(10/7・8 @吉田の蔵ブラザーズ)
国内外で、高い評価を得ている宮下織物のテキスタイル。
テキスタイルデザイナー・宮下珠樹さんの生み出す、創造性あふれる生地のアーカイブから、ヤマナシ産地のデザインと技術が融合した魅力を感じていただける展示会です。
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・「フジチギラ富士藍を使った草木染め体験」(10/7・8 各日2回開催予定 @DO-SO・会場にて事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/30/fujichigira/
ヤマナシ産地で、糸からテキスタイル、製品まで、幅広く手がけるフジチギラさんによる、河口湖畔、大石の畑で育てた貴重な藍を使った染めが体験できます。会場は、下吉田中村会館からすぐのギャラリーDO-SOです。
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・「ジャズ演奏付き特別交流会」(10/7sat 16:30~ @羽田忠織物・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/22/hadachu_jazz/
大人がネクタイを楽しめる場をつくってみたい、とずっとお話されていた羽田さんの思いがハタフェスで実現します。少しおしゃれして、ジャズの生演奏を楽しむ、しかも工場のすぐそばで…という贅沢な時間が楽しめそうです。こちらはバスツアーとセットでお申込いただけます。
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・「ハタ屋で落語会」@(10/7sat ①11:00〜 ②14:00〜 @田辺織物・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/25/tanabe_rakugo/
座布団専門の織物工場、田辺織物で、座布団に座って落語を聴こう!という、アイデアがそのまま実現したこの企画。実は社長の田辺丈人さんは、学生時代からの落語好きだそうです。織物工場で落語、新しい試みが楽しみです。
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・「オーガニックコットンのお話会と布ナプキン作り」(10/7sat ①11:00~ ②14:00~ @前田源商店・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/24/gen_maeda_ws/
直接肌に触れるものだからこそ、生地に触れて自分の手でつくり、素材の良さを体感してほしい、という前田源商店の奥様のアイデアによるワークショップです。オーガニックコットンは普通の綿とどう違うの?という疑問に答えるお話し会も。
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・「ALDIN×石川ゆみ『ちくちく手縫いのミニバッグ作り』」(10/8sun ①12:00~ ②15:00~ @テンジン・要事前予約)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/25/aldinxishikawayumi/
手芸作家・石川ゆみさんとALDINのコラボワークショップが実現。ALDINのリネン生地を使って手作りできる、とても貴重な機会です。
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・「武藤のストールを好きな色に染めよう」(10/7・8 各日2回開催予定 @武藤・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/26/muto_stole/
極上の手触りで、触れると誰もが良さを実感できる武藤のストールを、自分の好きな色に染められる!という、わくわくするワークショップです。ストールを織っている工場の中で、糸から織り、染め、仕上げまで、すべてを体感できます。
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・「モザイク傘受注会」(10/7・8 @槙田商店)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/03/makitashoten/
西桂町の槙田商店では、ひとコマずつ、好きな生地を選んで作れる傘、「moZaiQue(モザイク)」がオーダーできる受注会が開催されます。生地から傘まで、一貫してつくれる工場だからこそできる、自分だけのカスタマイズ傘をぜひ手にしてみてください。
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・「pole-poleとニードルパンチ体験」(10/7・8 @山梨県織物整理・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/01/needle-punch/
テキスタイルデザイナー3人によるデザインチームpole-poleさんと、ニードルパンチの技術を誇る加工場、山梨県織物整理のコラボレーションによるワークショップです。
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・「高級インテリア生地の販売と製品受注会」(10/7・8 @アルル)
富士吉田市でインテリア生地を専門に織るアルルさんで、普段は買うことができないインテリアファブリックと、生地を使った製品の受注会が開催されます。
■気軽に参加できるワークショップいろいろ
産地のハギレや端材をを使ったアクセサリーづくりや、スクリーンプリントなど、
大人も子供も楽しめるワークショップは、ハタフェスの大きな魅力のひとつです。
ぜひ体験してみてください!
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・ハタジョワークショップ「ロゼット&タッセルチャームをつくろう」(10/7・8 @小室浅間神社 当日参加OK)
昨年、大好評だったハタジョ(ハタオリマチで働く女子のゆるやかなチーム)による、
産地ならではのハギレを自由に組み合わせて作るロゼット。
今年は新しくタッセルチャームも作ることができます!
ワークショップを楽しみつつ、ハタジョから産地の生地についてのお話も聞きましょう。
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・「おさるのシルクスクリーンプリント」(10/7・8 @小室浅間神社 当日参加OK)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/25/workshop_osaru/
ハタフェスでは、富士山に縁の深いサルがイベントキャラクターになっています。イラストレーターさんによる11種類のおさるさんを、トートバックや持込みのTシャツなどにプリントできるワークショップです。スクリーンプリントを体験してみたい方はぜひ。
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・SANKAKU QUILT「産地の生地を使ったキルトワークショップ」(10/7・8 @まるさくたなべ 当日参加OK)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/01/sankaku-quilt/
デザイナーユニットSANKAKU QUILTさんによる、産地の試し織りの布や少しキズありの布をつかって、キルトのカードケースづくりができるワークショップ。配色やキルトを学びながら産地の生地を楽しんでみましょう。
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・かえる舎ワークショップ「ふわふわの織物のみみでできたもふもふブレスレット」(10/7・8 @中村会館駐車場 当日参加OK)
富士北稜高校の高校生たちのチーム、かえる舎による、織物の"ミミ"を使ったブレスレットづくりのワークショップです。高校生たちがハタオリマチを取材してつくりあげた動画の上映も予定されています。
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・「手織り織機のコースター作り」(10/7・8 @一品堂書店北側空き店舗 当日参加OK)
http://hatafes.jp/2017/2017/10/03/hataoriws/
手織りの織り機を使って、小さなコースターを作るワークショップ。織りの仕組みを、体験しながら知ることができます。大月織物研究会の清水さんが教えてくださいます。
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・「高級インテリア生地を使った茶箱づくり」(10/7・8 ①10:00~ ②13:00~ @春木屋)
■【音楽会】WATER WATER CAMELライブ 「ハタオリマチニヒビクウタ」(10/8sun17時開場18時開演@下吉田第一小学校・事前予約あり)
http://hatafes.jp/2017/2017/09/07/waterwatercamel/
ハタオリマチフェスティバルのクロージングイベントとして、
産地のみなさんも楽しみにしている音楽会です。
シケンジョ発刊のフリーペーパー、LOOMの発刊イベントの際にも素晴らしい歌と演奏、
そして織機の音をリズムに作られた、まさにハタオリマチのテーマ曲「LOOM」を披露してくださった、田辺玄さん、森ゆにさんが第一部に登場!
(昨年のハタフェスをきっかけに、LOOMの曲と濱田英明さんの写真による素晴らしムービーも作られました。https://vimeo.com/191337172)
第二部には、山梨で生まれたバンド、WATER WATER CAMELが、
活動休止中のなか、この日のためだけに特別に音楽を届けてくださるそうです。
会場は、下吉田第一小学校体育館。
2日間の最後をしめくくる素敵な時間になることでしょう。
ここまで紹介した内容のほかにも
素敵な飲食ブースの出店や、道具市、古本市、まちあるきイベント、などなど、、
見つくせないほどの内容が詰まったハタオリマチフェスティバル。
こちらのページに全出展者が掲載されています。
当日は会場駐車場(下吉田第一小学校グラウンド)や、小室浅間神社、まるさくたなべ等の会場で、
案内マップとすべてのイベント、ワークショップや町の紹介が掲載された冊子が配布されるそうです。
何をみるか決められない…という方は、冊子を手にしてから考えるのもよいと思います!
「第二回 ハタオリマチフェスティバル in 富士吉田」
日 時: 2017年10月7日(土)・8日(日)10時~16時
会 場: 小室浅間神社/まるさくたなべ/下吉田界隈、他各ハタヤ工場など
交通アクセス http://hatafes.jp/2017/access/
駐車場 下吉田第一小学校グラウンド、他
公式サイト: http://hatafes.jp/2017/
Facebookページ: https://www.facebook.com/hatafesjp/
主 催: 山梨県富士吉田市・ハタフェス実行委員会
お問合せ: 富士吉田市 富士山課 TEL0555-22-1111
先日、産地のみなさんが大集合したハタ印によるバーベキュー大会で、作戦会議中のハタオリマチフェスティバル、ブレーンの3人。
市役所の皆さんとともに、ハタフェスの企画運営を手がけています。
左から、ハタフェス実行委員長であり、フードや雑貨店があつまる「吉田のまちの道具市」をディレクションする赤松智志さん。hostel&salon SARUYAを運営しつつ、富士吉田のマチで次々と新しいことを起こしています。
シケンジョで発刊した冊子LOOMを制作していただいた、BEEK土屋誠さん。ハタフェスでは、素晴らしい音楽会の企画や、山梨でこんな素敵なことが!というフードイベントや写真の企画も。土屋さんがいれば、撮影もイベントも晴れる、というお天気運の持ち主でもあります。
そして、ハタオリ工場祭のディレクター藤枝大裕さん。産地のハタヤさんとたくさんの魅力的なイベントを企画し、実現に向けて動かし、他の地域からもクリエイティブで新しい作家さんやブランドを集めてくださいました。
3人の仕掛け人たちの描くハタオリマチの姿は、
産地のハタヤさんにも、遠くから来てくださる方、地元の皆さんにも、新しい刺激とわくわくをあたえてくれると思います。
ぜひ、2日間かけてじっくりお楽しみください!
(秋本)