「かわいい布博」から「布博」に名称変更し、大好評のなか開催された第3回目の布博。
富士山のふもとからヤマナシハタオリトラベルも初参戦しました!
出演したのは、
エキュート立川を皮切りに、様々なショップで
ヤマナシ産地のハタヤさんによる期間限定ショップとして開催された
ヤマナシハタオリトラベルの発起人、㈲テンジンの小林新司さんと、
シケンジョの私、五十嵐の二人です。
布博を開催する手紙社 でイベント企画運営をされる藤枝さんからのオファーで生まれた企画です。
藤枝さんは、なんと!このブログ「シケンジョテキ」でヤマナシハタオリトラベルの活動を知り、
興味を持ってくださったとのこと。
写真は少ないですが、ちょっとだけでもレポートしないわけにはいきません。
布やバッジなど、現物が張り付けられています。
大勢の布女子(ふじょし)の皆さんがつめかけています。
奥の方で密集しているエリアは、「ブローチ博」コーナー。人口密度、高いです。
そしてトークショー。
タイトルは、
『織物工場を巡る旅の話』。
さすが手紙社、と思わせるいいタイトルをつけてくれました。藤枝さんのご提案です。
その藤枝さんの司会進行のもと、小林さん(左)と私(右)で、
ヤマナシハタオリトラベル誕生のきっかけや、目的などをご紹介しました。
そして、ヤマナシ産地というのがどんなところなのか。
↓パノラマ撮影した会場。隣は東京造形大学で教えているという、KATA KATAさん。
聴講してくださった方は、おそらく20~30人程度でしょうか。
布博に来られている方々なので、テキスタイルに対する関心は
人一倍高い人たちと拝見しましたが、
それでも産地というもののイメージがわかない方が大半の様子。
得るものがあっただろうか?伝わっただろうか?
と不安を感じながらトークショーが終わるってみると、
熱心な布女子の方々が、終わっても会場を離れずに、
色々な言葉を投げかけてくれました。
「大学生だけれど、卒業したら産地で働きたいんです。
どうやって求人情報を知ることができますか?」
「アパレル会社で企画をしていましたが、退職して自分でブランドを始めました。
産地にオリジナル生地をお願いすることができますか?」
「産地訪問バスツアーに参加したいです!」
などなど…。
30分程度のトークで伝えられることはわずかですが、
それよりも、産地に対しての関心度がテキスタイル好きの方々のあいだで高まっていること、
また一方、それにも関わらず、その受け皿となる情報源がない、
ということをあらためて肌で感じることができました。
産地のみなさん、
テキスタイル産地で働きたい、という殊勝な若者たちが、求人情報を求めているようです。
若手を雇いたい、と考えている織物企業の皆さま、ぜひシケンジョまでご一報ください!
(五十嵐)
トークショー写真撮影:Souya