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福島:高密度積層縫合による防刃用衣料の開発
東京:生活技術開発セクターの開設、他技術系1テーマ
ヤマナシ:天然素材による生糸のセリシン定着加工、
バナジウム媒染による繊維の濃黒色化に関する研究
栃木:解(ほぐ)し織りにおける経糸捺染の高度化
新潟:綿の炭化及び微細化による機能性材料の開発に関する調査研究
群馬:CGSⅡ対応コントローラを用いたジャカード織物製織のフロッピーディスクレス化
訪問した企業さんは、群馬県桐生市の泉織物有限会社さんです。
完全にシルク100%。
主にキモノ向けとのこと。
オリジナル製品でブログ「シケンジョテキ」での写真掲載の許可を頂いたので、ご紹介します。
個人的に、絞りによる「トゲゾー」「イソギンチャク」「自転車のタイヤ」と名付けさせていただきました写真が、今回のお気に入りです。
「トゲゾー」
人気が高いはぎれも。
「織物」「絞り染め加工」ともに伝統工芸士でもある、泉 太郎 社長。
「イソギンチャク」
絞られていますね~。
「自転車のタイヤ」?!
こちらも 絞られていますね~。相当。
遠目からだと配管かホースか?といった絞られ具合です。
よこ糸も、必要な分を必要なだけ染める。
絞られているものは、きっと水も少しで良さそうですね。
奥の釜サイズに注目しました。
糸の束であるかせ糸を動かしながら使うのでしょうか・・。
こちらの糸段階でも、かなり綺麗ですねー。
糸の上がり下がりを指示する紋紙(もんがみ)。
「針使い」といった、各会社の織機毎に特有の動作情報も埋め込まれているはずです。
よこ糸を作る装置とのこと。このカタチのものは初めて見ました。
コガネ色のシルク登場。このグレードのものは、泉社長さんでもめったに見られないそうです。
見学させていただいた、泉織物有限会社さん
及び今回の主催担当である群馬県繊維工業試験場の方々、ありがとうございました。
(上垣)