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2013年9月18日水曜日

rooms27出展!/「地場産」 山梨エリアレポート①

平成25年9月11日(水)~13日(金)、合同展示会rooms27(国立代々木競技場第一体育館)にヤマナシ産地企業が出展しました!

ヤマナシ織物産地から6社、甲府のジュエリーメーカー2社、そして上野原の国産カットソーメーカーLOOP&WEFT、あわせて9社の出展。


roomsへの来場者は過去最高とのこと。会場は毎日大勢で盛り上がっていました。



「地場産」エリアの一角に位置するヤマナシエリアは、
基本的にはそれぞれ個別のブースデザインですが、

写真(↓)にあるようなペーパー富士山などのエリア共通要素を持たせて
「富士山のふもとからやってきた感」を表現しています。



なぜなら今回は、roomsのテーマが『富士山』!

ヤマナシ勢も富士山推しで気合を入れてのrooms参戦となりました。


そしてさらに、産地PR&実演ブースとして、”山梨県絹人繊織物工業組合”名義ながら、
シケンジョの企画プロデュースによる、その名も!


『ヤマナシ ”シケンジョテキ”ハタオリ トラベル rooms edition』
!! (長い!)

シケンジョテキの名を冠したブースがroomsに誕生するとは、いったい誰が予想したでしょうか?



そう、事実上のシケンジョテキroomsデビュー!です!






まずは、9社の産地ブースをご紹介!

トップバッターは「 kichijitsu 」。

渋さと派手さを上品に両立させた伝統和柄を得意とする光織物

テキスタイルデザイナー井上綾さん
学生コラボ発祥のブランド。

卒業後も地道に開発&情報発信&営業をしっかりこなし、

ブランドとして着実に成長しています。


人気の「GOSHUINノート」に新柄、「富士山」が登場。
 世界文化遺産構成資産「北口本宮冨士浅間神社」の 門前町から、堂々の発信です。



製品にするまえの生地も見られるのがハタヤさんならではの魅力。




次は「 harefune 」。

こちらも学生コラボ「Fujiyama Textile Project」出身ブランド。

ほぐし織の舟久保織物と、
テキスタイルデザイナー井野若菜さんによるブランドです。









その隣は㈲羽田忠織物が「HADACHU orimono」として出展。

シルクが生地になるまでを見届けることのできるハタヤさんならではの

こだわりのネクタイをオシャレに提案。
ブースの雰囲気と商品の一体感が心地よいです。










その次は「 Fumi Narasaki 」。
天然素材を極めるストール界のマエストロ、武藤㈱とのコラボによる
デザイナー、楢崎ふみさんのブランド。











このブース、rooms全体でも3件しかもらえないVIPな賞、


「亀山アワード」を受賞!!

Fumi Narasaki、ブレイク中です!




そしてお次は、TENJIN Factory



ヤマナシ産地のリネンの第一人者、㈲テンジン
リネンをベッド回りで使うテキスタイルとして提案します。

リネンは使うほどに味わいが増すので、

親から子へと受け継がれるような、育てていくテキスタイルといえます。






ぐうぜん同じカラ―のチョコ包みがあったので並べてみました。



そしてハタヤさん6軒目は、㈱槙田商店

ここ数年、moZaiQue、KAWAZUと、槙田商店はオリジナル傘のラインナップを
広げてきましたが、さらにKAWAZUにメンズラインを投入!

龍のジャカード柄が内布に配された、まるで甲斐絹の羽織のような傘!
凄味があります。





ちなみに、各ブースには、シャットル(杼)を使った「表札」をつけてみました。
世界文化遺産、富士山の門前町で軒を並べるイメージです。


ヤマナシエリアには、他にも富士山ネタが仕込まれています。


それぞれのブースの上には、雲に浮かぶ富士山のペーパークラフトが頭上高くそびえ、
さらに富士山のうえにはシルクでできた空が広がっております。

こちらは㈱オヤマダさんのシルクオーガンジー。

極細のシルクは糸が見えないくらい細く、
しかも経糸が2色、緯糸1色、計3色の染め分けられたシャンブレーなので、
見る角度によって

青空と、



夕焼け空に



...色が変わって見えるのです!


とくに夕焼けの方は、富士吉田出身のバンド「フジファブリック」の名曲「茜色の夕日」
ぜひイメージして見ていただいて欲しい!


…ということを思いつつ、会場では全く説明できませんでしたが、
実は!そういう仕掛けになっていました。


そして繊維関係ではもう1社。

「織物産地」のくくりには入ってきませんが
おなじ郡内エリア、上野原市でカットソーのブランドを展開する
Loop & Weft

オーガニックコットン、リサイクルコットンにこだわり、なんともいえない風合いの生地の

国産ニットでブランド化しています。

さわると本当にきもちいい感触。
地に足の着いた、素敵なブランドです。


そして、山梨といえばワイン、織物、そしてジュエリー。

ジュエリー産地からは貴石彫刻オオヨリグローリーデザインの2社が参加。

ヤマナシエリアの入り口でなかなかの人気でした。

写真で帽子の方がオオヨリの大寄さん
奥のストールを巻いた方がグローリーデザインの後藤さん



二人とも、インタビューを山梨県の水晶宝飾職人の紹介サイト
職人の流儀」で見ることができます。















そして実は、山梨エリア以外にもヤマナシ産地の機屋さんの商品が出展していました。

Rin crossing コーナーの宮下織物㈱


全国から集められた逸品の中央にたたずむシルクサテンのウェディングドレスのほか、
ドレス生地を活用したふくさ「Bride ale」、
また富士山テーマのコーナーには、kichijitsuと一緒に

富士山柄のテキスタイルバッジが並んでいました。



 
Rin crossing photo by Tamaki Miyashita


そしていよいよお待ちかね。

「シケンジョテキ」テーマの産地PRブースは、...次号で紹介します!

お楽しみに!


(五十嵐)