東京オペラシティの企画展、「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」に、なんと、山梨県織物産地の織機(実物)が展示されています!
東京オペラシティでただいま好評開催中の企画展、「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」に参加している注目の若手デザイナー山縣良和さん(リトゥンアフターワーズ)の展示に、山梨県織物産地の織機が作品の一部として展示されています。
手織り織機ではなく、1トン以上もある本物の量産用ドビー織機(!)が、アート作品の一部として展示されるというのは、前代未聞ではないでしょうか?
このプロジェクトのきっかけになったのは、シケンジョとNPO法人ドリフターズインターナショナルとの共催で7月22日に実施した「ドリフターズ・サマースクールバスツアーin山梨『生地をもっと知ろう』」に、山縣良和さんがサマースクール講師として参加し、産地の工場見学をしたことでした。
ちなみに、このバスツアーに参加したサマースクールの方々によるサマースクール公演(9月14日(水)-16日(金)、会場:KAAT神奈川芸術劇場)でも、このときの工場見学での印象が、作品の骨格を決めるきっかけになったそうです。
今回、作品に織機を提供してくれたのは、このとき訪問した西桂町の武藤株式会社。
山縣さんからの申し出に、こころよく織機を無償で貸していただきました。
また、巨大な織機を東京の会場まで運んでくれたのは、機屋番匠の渡辺徳重さん。
山梨の職人の方々の協力なくして、このプロジェクトの実現はありませんでした。
リトゥンアフターワーズ山縣良和さんと山梨産地のコラボ(?)作品、ぜひ会場でご覧ください!
(五十嵐)
「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」
会期:10.18[火]-12.25[日]
会場:東京オペラシティ
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