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2014年8月19日火曜日

FUJIYAMA TEXTILE PROJECT 2014 産地見学!

平成26年8月1日(金)、6年目のFUJIYAMA TEXTILE PROJECTに参加する
東京造形大学学生9人が産地にやってきて、
産地工場の見学ツアーが開催されました。

これまでの5年間、毎年行われてきた、恒例の行事です。

最初は「整経工程」。
必要な本数、長さの
経糸(たていと)を並べて巻いた「ビーム」(おまき)を準備する工程。
マルヒデ整経さんを訪問しました。






そして次は整理加工工程の工場へ。
織った後の仕上げ加工や、はっ水などの機能性加工を生地に加える加工です。

高山織物整理さんを訪問しました。



はっ水加工の効果を実感!




そして、7月18日(金)に富士山駅の駅ビルQ-staにオープンしたばかりの
ヤマナシハタオリトラベル MILL SHOPへ。

ここはFUJIYAMA TEXTILE PROJECTの一期生、高須賀活良先輩が
プロとしてディレクションから設営まで担当したショップ。
後輩たちの眼差しも真剣です。













そして次は撚糸工程。
順番が前後していますが、この産地では一番最初に必要な工程です。

土屋撚糸さんを訪問しました。






そして染色工程。
先染め織物を得意とするヤマナシ産地では、
糸をドーナツ状の束にして染める「かせ染色」が主流です。


裏地に使われるキュプラを主に染める、

妙高富士染工場さんを訪問しました。








暑い日だったので、日陰を見つけて涼んでいるところ。


そして次は製織工程。

リネンのアパレル、雑貨用の生地を織る、テンジンさんを訪問しました。




このあとは西桂町へ移動して、槙田商店さんを訪問しました。


昨年から参加している2名をのぞけば、参加者にとって初めて訪れるヤマナシ産地。

コラボ事業に携わった過去5年間の先輩たちの活躍を聞いて

今回参加した後輩たちの目には、どんな場所に映ったのでしょうか?


翌日の発会式、公開プレゼンテーションを経て、

いよいよ今年のFUJIYAMA TEXTILE PROJECT が本格始動します!



(五十嵐)

2014年8月12日火曜日

FUJIYAMA TEXTILE PROJECT 2014 発会式

平成26年8月2日(土)、東京造形大学テキスタイルデザイン専攻の学生たちと、
ヤマナシ産地のハタヤさんによる、
コラボレーション事業「FUJIYAMA TEXTILE PROJECT」の、
発会式&学生による提案プレゼンテーションが開催されました。



開会あいさつをする山梨県絹人繊織物工業組合の勝俣明美理事長。

来賓には富士吉田市の堀内 茂市長、西桂町の小林千尋町長、富士吉田商工会議所の堀内光一郎会頭、 そしてシケンジョ(富士工業技術センター)の小俣芳久所長。


富士吉田市の堀内 茂市長
西桂町の小林千尋町長

富士吉田商工会議所の堀内光一郎会頭

そうそうたる顔ぶれがそろった開会式、会場も満席でした。

そしてこのプロジェクトを率いる鈴木マサルさん。

情熱」がキーワードの、温かくも背筋がピンとするようなスピーチでした。





そして発会式が終ると、学生からの公開プレゼンテーション。

昨年から参加している吉本さんからスタート。


 [吉本 悠美さん(院2年:参加2年目) × 武藤(株)]

昨年同様の紙芝居によるプレゼンが好評。
鳥かご、鳥の羽をモチーフにしたストールという提案です。





 
[高橋 佑佳さん(院2年:参加2年目) × 光織物(有)]

昨年は㈲渡小織物さんとコンビを組んだ高橋さん。
今年は「光織物さんを代表するような織物」に挑戦!






[ 山本 郁子さん(院1年:初参加) × 宮下織物(株)]

花びらをイメージしたテキスタイルに挑戦します。
 



[坂本 亜子さん(院1年:初参加) × 舟久保織物]

 将来はパンと織物を売る店が夢とのこと。 
パンをテーマにほぐし織の傘を作る提案です。
 






[伊藤 蓮美さん(院1年:初参加) × (有)渡小織物]


草木染のナチュラルなイメージでネクタイを作る提案です。
 







[熊谷 綾乃さん・顧 真源さん(ともに院1:初参加) × (株)オヤマダ]


熊谷さんからは、ぶつぶつ、ぼこぼこ、あみあみ、という3つの質感をテキスタイルにする提案です。
中国からの留学生、顧 真源さんと二人チームで取り組みます。







[松尾 美沙さん(学部3年:初参加) × (株)槙田商店]

傘の閉じたときと広げた時のちがいをテーマにした提案です。








[鵜飼 甘菜さん(学部3年:初参加) × (有)田辺織物]

 
和の文化をモチーフにしつつ、独特の雰囲気の柄を提案する予定でしたが、
前日の産地見学にインスパイアされて、夜中の2時に急きょ描き上げたという
四季と自然をモチーフにした新しい提案に。







全員が鈴木マサル先生からの厳しくも愛があふれるコメントをもらいつつ、
これから学生一人一人が、ハタヤさん一社一社とともに、試行錯誤を重ねていきます。

今年はどんな成果が生まれるか?

次は秋に予定している中間発表をお楽しみに!


(五十嵐)