「濡れ巻き整経」取材、第三弾です。
タテ糸の組み込みを終えると、機巻き作業に取りかかります。機巻きとはタテ糸を仕上がりの生地幅にし、男巻き(おまき)に巻き取っていく作業のことを言います。
自宅の廊下をいっぱいに使いタテ糸を伸ばすことで、濡れていた糸を乾かしながら男巻きに巻いていきます。この時、糸が乾きすぎていると静電気が起こり、糸の扱いが非常に難しくなり、タテ糸をいためてしまう原因になってしまします。
適度の湿り気が濡れ巻き整経には重要なポイントになっています。
西日を浴びたタテ糸。
濡れ巻き整経技術保持者、武藤うめ子さんの組み込み作業
濡れ巻きツアー 機屋編③
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